『アンメット』杉咲花、ミヤビ役に込めた思い800字超 チームの仲間&「若葉くん」へ、また「会いたい」

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2024年06月24日 08:00  ORICON NEWS

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ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』最終話より(C)カンテレ
 俳優・杉咲花が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜 後10:00)が、きょう24日に最終回(第11話)を迎える。杉咲のクランクアップコメントが到着した。

【写真】ミヤビの明日は…? 病院着で撮了を迎えた杉咲花

 同作は、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(原作・子鹿ゆずる/漫画・大槻閑人)を実写化。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。

 過去2年間の記憶を失い、今日(きょう)のことも明日(あした)には忘れてしまうミヤビは、毎日日記をつづり、朝に読み直す。アメリカ帰りの医師・三瓶(若葉竜也)の後押しで、再び脳外科医としての道を歩みだした。

 記憶障害の原因は、脳の中の「ノーマンズランド」(医学的に人がメスを入れてはならない領域)にあり、手術を成功させるには「ノーマンズランドにある0.5ミリ以下の血管を2分で縫う」ことが必要だと判明。三瓶は諦めず、綾野(岡山天音)、星前(千葉雄大)、そして大迫(井浦新)も知恵を絞る。そして、倒れたミヤビの明日は…。

 杉咲は、劇中の「日記」を直筆で記し、「手術」も代役なしで演じるなど、ミヤビを全身全霊で演じきった。クランクアップにあたり、一言一言、大切に言葉を紡ぎながら、撮影開始当初の思いや、キャスト・スタッフへの感謝、『アンメット』への思いを明かした。

■杉咲花 コメント全文

今までいろんな経験をさせてもらってきて、全部かけがえのない思い出なんですけど、心のどこかで、もどかしさとか口惜しさを感じてきたことが、『アンメット』に関わって報われたような気持ちでした。関わる人たちが、アイデアと体力を振り絞って、そして愛情を注ぎ続けたら、こんなに最高なドラマが出来上がるんだって、毎日が誇らしかったです。

これまでみなさんもいろんな仕事、いろんな経験をされてきたと思うんですけど、心がすり減ることとか、はらわた煮えくり返るくらいやり場のない気持ちになることとか、やっぱりあって。だけどそういう経験をしなくても、人は学べるし、成長できると思っていて。だからこの現場では、誰一人置き去りにしたくなかったし、誰もが居場所を見つけられて、この日々を愛せて、自分よりも年下のスタッフさんも多いなかで、もうちょっとこの仕事を続けてみようとか、この仕事選んでよかったって思ってもらえたら。そんな現場になったらいいなと思ってました。すべての役にファンがついてほしいって思ってました。そして頑なに、ドラマを選んでこなかった若葉くんが、出演を決めてくれて。過去のどの出演作よりも、輝いてほしいと思っていたし、今までで一番記憶に焼き付く現場になってほしいと思ってました。この自分の中にある夢が叶ったかは、わからないですけど、でも、今の自分にできることは、すべて注いだつもりで、やり残したことはないと思っています。だけど、未熟な姿もたくさんお見せしてしまって、ご心配をおかけしてしまったこともあると思いますけど、現場にくると、絶対に手を抜かない皆さんがいて。どんなに過酷な状況でも、面白がってやってのける、このチームがむちゃくちゃ格好良かったです。ひとりひとりが、自分の仕事に意味を見出してる姿に、この現場だったら、どこまでもいけると思ってました。そんな皆様の姿を特等席で見つめながら過ごせた日々が幸せでした。また、みなさんに会いたいです。ありがとうございました!
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