田中聖受刑者、収監前に制作したメッセージソングのMV公開 制作秘話も

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2024年06月25日 12:39  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

田中聖受刑者(2017年6月撮影)

元KAT−TUN田中聖受刑者(38)が収監される前に書き下ろしたメッセージソング「Restart」のミュージックビデオ(MV)が、依存症に関する情報を発信するメディア「Addiction Report」のYouTubeチャンネルで25日までに公開された。


同曲は田中受刑者が収監前の昨年7月、「ギャンブル依存症問題を考える会」の依頼を受けて制作。5月に都内で開催された、同会の10周年記念フォーラムで、MVおよびレコーディング時のインタビュー映像が初公開された。歌詞には依存症からの回復を目指す当事者とその家族に向けたメッセージが込められ、自らを重ねるように「僕らは1人じゃない」「この場所から立ち上がるよ」としたためている。


田中受刑者を支援してきた「ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表は、同曲およびMVの制作秘話も公開。田中受刑者が覚醒剤所持により逮捕、保釈されていた22年春に制作を依頼するも、同年6月に再び逮捕されたため、連絡を取り合うことができたのは半年以上にわたる拘留期間を経た23年3月。「やっと連絡を取り合えたと思ったら、聖さんが最初のメッセージソング『Restart』を制作してくれていたことを知った。私はもちろん嬉しさでいっぱいになった。たった一度、『いつか』を前提に話したことなのに約束を果たしてくれた律儀さにも驚いた」と振り返った。


また、秘密裏にレコーディングが行われた当時の様子や、撮影にあたって田中受刑者の体中に掘り入れられたタトゥーを隠すべきか否かをめぐって、同じく依存症からの回復を目指す俳優の高知東生や歌手の杉田あきひろら仲間たちと議論したことなどを回想した


今回、MVがお披露目された同会10周年記念フォーラムの映像も公開された。田中氏は「聖さんの帰りを仲間達全員が待っていること、そして頑張っている聖さんにエールを送りたい、何とか気持ちを伝えたいと、私たちは全員でペンライトを振ることにした。会場が1つになった幻想的な光景に、思わず涙があふれた」と振り返り、「残念ながら映像は送れないが、写真は聖さんにお送りしようと思っている。厳しい状況で頑張っている、聖さんを励ますことができれば幸いである」とつづった。

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