「ここまで面白くなくなるの」吉田鋼太郎主演『おいハンサム!!』大爆死か、映画で消えた連ドラの“魅力”

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2024年06月25日 16:30  週刊女性PRIME

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映画『おいハンサム!!』(公式HPより)

 6月21日に公開された映画『おいハンサム!!』がもう“大爆死”の予感だ。

 同作は2022年1月から2月まで東海テレビ制作・フジテレビ系列で放送された深夜ドラマ。伊藤理佐の漫画作品『おいピータン!!』(講談社)を原作とし、俳優の吉田鋼太郎が主演するホームコメディとして人気を博した。24年4月から5月までシーズン2も放送されている。

 ストーリーは吉田演じる伊藤源太郎が男を見る目のない3人の娘(木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈)たちにウザがられながらも気を焼き続ける。源太郎の妻、3人の娘の母である千鶴を演じるのはMEGUMIだ。

 深夜帯の番組でありながら、多くのファンを獲得。日本映画専門チャンネルでは、地上波放送でカットされたエピソードを追加した再編集版も放送された。
 
 このほか2022年日本民間放送連盟賞の番組部門 テレビドラマ番組部門で「優秀」を獲得したほか、東京ドラマアウォード2022では、連続ドラマ部門で優秀賞を獲得するなど高い評価を受けている。

赤字デッドラインにも届かない可能性も

 今回、満を持しての劇場版公開と相成ったわけだが、成績は芳しくないと映画制作配給会社に勤務する男性が話す。

「公開から数日が経ちましたが、客の入りは満席に対して3割弱といったところ。本作は制作費と宣伝費で約2.5億円は使っていますので、興行収入は約4億円にいかないと成功とは言えない。動員でいえば、累計25万人越えをしないといけません。このままでは赤字デッドラインの15万人にも届かない可能性もあります」

 ネット上でも映画に関して辛辣な感想が並ぶ。

《ドラマからの続きの内容が多いので、見てないと正直、面白さの半分くらいしか伝わらないかと思う》
《ドラマはあんなに面白かったのに、どうしてここまで面白くなくなるの》
《わざわざ映画館で観る必要を感じなかった》

 こうした声が並ぶ理由をテレビ局関係者が説明する。

「『おいハンサム!!』は良い意味での“ユルさ”が作品の魅力の一つでした。そもそも映画館へ行き、2時間かけて見るような作品ではないのです。ファンをあてにして、ドラマを見ていないとわからないような内容となってしまったのもミステイクと言えます。むしろ年末特番ドラマぐらいの放送でもよかったかもしれません」

 この調子では、吉田鋼太郎が演じる父・源太郎が作中で放った格言「やり残しを恐れずに前向きに生きろ、前向きに倒れろ」を映画そのものが体現してしまいそうだ。

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  • ドラマ、何となく見てました。メチャクチャ面白いわけでもなかったけど、余計なBGM音楽を使わず五月蠅い雑音がなかったのは非常に良かった。
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