渡邊センス「相手の席には誰もいない」講談社に損害賠償など求めた裁判の口頭弁論は30秒で終了

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2024年06月26日 05:31  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

(渡邊センスのXから)

お笑いコンビ、クロスバー直撃の渡邊センス(40)が、写真週刊誌「FRIDAY」にダウンタウン松本人志のいる酒席に女性を選別して参加させたりするなどしたという記事を掲載され、発行元の講談社に1100万円の損害賠償や訂正記事を求めた裁判の第1回口頭弁論が25日、東京地裁で行われた。渡邊も出廷する中、約1分で終了。次回は8月26日に非公開で行われる。


同じく裁判中の松本も担当する田代政弘弁護士らと姿を見せた渡邊は、グレーのスーツに丸めがねをかけて出廷。弁護士と会話し笑顔をみせる場面もあった。講談社側の出廷者はおらず、書類の確認をして約1分で終了すると驚いたような表情をみせ、一礼して法廷を後にした。渡邊は終了後、X(旧ツイッター)で「相手の席には誰もいない。来ない。合コンをすっぽかされた男4人のような雰囲気。壁を睨むしかない時間。永遠に感じた。口頭弁論は30秒で終了。『はや』それが今日唯一、発した言葉」などと記すと、松本もリポストした。


都内で取材に応じた田代弁護士は、講談社側は請求棄却を求めてきたと明かし「まだ被告の主張も何も出てきていない。今日は何もなかった」と振り返った。記事に真実性、真実相当性があったかが争点とし、渡邊の裁判結果が松本の裁判に及ぼす影響については「別の日の別の出来事だから。影響はないんじゃないですか」と語った。また、松本と同じく渡邊についても、休業損害を追加で求める可能性もあるとした。


同誌編集部は口頭弁論後にコメントを発表。出席者なしについては第1回弁論期日が裁判所と原告の都合で決められることに触れつつ「被告は事前に答弁書を提出していれば出席しなくてよいことになっており、出席しないことが実務では一般的である。今回被告代理人が出席しなかったのは、そうした一般的実務に沿ったものである」とコメント。「今後の裁判で記事の正当性を主張していく」とした。


○…田代弁護士は、松本の酒席に参加し、「週刊文春」に告発した一部女性が被害を否定する発言をしているという趣旨の記事を別の週刊誌が掲載している件についてもコメントした。「分からないよ。我々が関知することでもないし、誰が言っているかもわからないからね」と冷静に語り、同記事の裁判への影響については「向こう(文春側)の立証に影響するということでしょう。こちらは(記事に出た)A子もB子も誰だか分からないわけだから。こちらの戦い方は変わらないですよね」とした。「週刊文春」は昨年末から約3カ月間に渡って10人を超える被害女性らの告発記事を掲載。その一部記事に対して松本側が訴訟を起こす事態となっている。

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