“怪獣絵師”開田裕治が巨大竜巻を描く 映画『ツイスターズ』コラボビジュアル

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2024年06月26日 12:01  ORICON NEWS

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左が怪獣アートの巨匠・開田裕治による映画『ツイスターズ』特別コラボビジュアル(C) 2024 UNIVERSAL STUDIOS
 40年以上に渡り「ゴジラ」や「キングコング」、「ウルトラマン」シリーズの怪獣などを描いてきた“怪獣絵師”の異名を持つ、開田裕治氏が、映画『ツイスターズ』(8月1日公開)に登場する“最強モンスター”巨大竜巻を描いた特別コラボビジュアルが解禁された。開田氏は「怪獣イラストもたくさん描いてきましたが、ここまで凶暴に暴れまくる怪獣は初めて」とコメントしている。

【動画】映画『ツイスターズ』日本版本予告

 同映画は、『ジュラシック・ワールド』製作陣によるアクション・アドベンチャー超大作。物語は、ニューヨークで自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に就くケイト(演:デイジー・エドガー=ジョーンズ)が、故郷のオクラホマで史上最大級の超巨大竜巻が群れをなして異常発生していることを知るところから動きだす。

 竜巻に悲しい過去を抱えたケイトだったが、学生時代からの友人で“竜巻リサーチ会社のC.E.O.、ハビ(演:アンソニー・ラモス)からの懸命な頼みもあり、夏休みの1週間だけ故郷へ戻ることを決意する。そこで出会った知識も性格も正反対の竜巻チェイサーのタイラー(演:グレン・パウエル)ら新たな仲間と、無謀ともいえる“竜巻破壊計画”で命がけの戦いを挑むことになる。

 解禁されたビジュアルには、天まで伸びる超巨大竜巻や、雷と炎を纏いながら工場を丸飲みする竜巻、破壊音を轟かせながら車や巨大タンクを吹き飛ばす竜巻などどれも凄まじい破壊力を感じさせる竜巻が何体も描かれている。

 ビジュアルを手がけた開田氏は「本作を拝見して、日常の中に突然舞い降り圧倒的な力で全てのものを破壊する巨大竜巻こそが、現実に存在する怪獣そのものだと思いました。イラストでは巨大竜巻のスケール感と、全てを飲み込み暴走し荒れ狂う凶悪なパワーを描いています」と“怪獣絵師”ならではの視点で〈ツイスターズ〉のモンスターぶりを解説。

 さらに、地上も空も征服する巨竜に飲み込まれたケイト、タイラー、ハビら“寄せ集めチーム”が「巨竜よ、人類を悔るな!」と宣戦布告する姿もおさめられており、クライマックス級の臨場感が漂う。

 「荒れ狂う竜巻に翻ろうされるばかりではなく、知力を武器に勇敢に立向かう人間の雄々しさと同時に、竜巻に飲まれる事も愉しんでしまうしたたかさも意識して描きました」と開田氏が語るように、力強くこぶしを握り締め、両腕を広げて竜巻と対峙するケイトの背中からは“恐怖”に勝る“強さ”がうかがえる。

 “竜巻破壊計画”の要となるのが、ビジュアルの中でハビがスイッチに手をかけている竜巻破壊装置“ドロシー”。この装置は、童話『オズの魔法使い』の中で“竜巻”に飛ばされて不思議な「オズの国」に行きつく少女ドロシーにちなんで名付けられたもので、1996年公開の映画『ツイスター』にも登場し、竜巻を追跡する必需品として大活躍した。

 『ツイスター』のDNAを受け継ぎ、完全オリジナルストーリーとして新たに描かれる本作にも“ドロシーV”が登場するあたりに、『ツイスター』への強いリスペクトも感じられる。

 そんな本作の魅力を細部まで散りばめつつ、ダイナミックなビジュアルに仕上げた開田氏は「竜巻を離れた場所から見ているのでは無く、荒れ狂う竜巻に飲み込まれてしまった視点から描いてみました。怪獣やロボットのイラストではあり得ない情景の絵になったと思います」と、語っている。

 劇中でもケイトたちが命がけで竜巻の中に飛び込んでいく様子が描かれており、観客はこれまでのモンスター映画では味わうことのできなかった視点で、スリルと迫力あふれるバトルを目撃することができる。

 開田氏のコラボアートの巨大バナーは、6月末より、全国の映画館(一部劇場をのぞく)にて順次掲出予定。
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