森田健作、25年4月バンコクに開校のオンライン大学学長に就任 「俺は男だ!」がタイでも人気

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2024年06月27日 05:01  日刊スポーツ

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森田健作(左)は泰日工業大のランサン・ラートナイサット学長から客員教授の任命される

俳優森田健作(74)が、来年4月にタイ・バンコクに開校する「アジア・オンライン大学」の学長に就任することが26日、明らかになった。通信教育学部の新設を文科省に申請中の岡山理科大が、タイの泰日工業大(TNI)、パンヤピワット経営大(PIM)と連携して、タイと日本の学問、ビジネスの人的交流を深めていく。将来的にはアジア各国に広めていく。


開校に先立ち、タイを訪問した森田は昨年のPIMに続き、TNIでも客員教授に任命された。「タイにいながら、ネットを通じて日本の大学で、日本の礼儀やビジネスのやり方も学んでもらう。少子化が進む中で、労働力不足が問題になっている日本の企業と連携して優秀な人材を育てて送り込みたい。僕は勉強を教えるのではなく、自分の今までの経験をタイの若者にも伝えていく」と話している。


森田はアイドル時代の1971年(昭46)に仕事で初めてタイを訪れた。同年2月から放送された日本テレビ系主演連続ドラマ「俺は男だ!」が、タイでも「剣道」の題名で放送されたことから、今でも人気が高い。タイ国王ラーマ10世の妹のシリントーン王女(69)は、森田の熱烈なファンとして知られている。


参院議員、衆院議員、千葉県知事を歴任した森田は「タイには50年以上前から、何十回と来ています。“ほほ笑みの国”と言われるように、謙虚で礼儀正しい国民性も日本と親和性がある。県知事時代には千葉の物産を売り込むためにお願いにも来ました。もう政治の世界には戻らないけど、人のつながりを生かしてタイと日本、そしてアジアへと和を広げて行きたい」と話した。


岡山理科大の大月史嗣国際交流局長は「タイには日本に関心を持っている人が多い。そういう若い人たちの中からIT人材の育成を目指していく。卒業生は岡山理科大の情報理工学部の学位を得られます」と説明している。森田は「ただ憧れて日本に来るだけではなく、専門的な知識、日本の礼儀も身に付けて、タイと日本の架け橋になってほしい。そのために、私も汗を流していきたい」と話した。【小谷野俊哉】


○…森田とタイ在住日本人会日本留学経験者との懇親パーティーが100人を集めて行われた。森田はYouTubeの動画を集めて作ったという「俺は男!」のダイジェスト映像が流れる前で「さらば涙と言おう」を熱唱。大きな拍手を浴びた。50年前、アイドル時代の森田の顔をプリントしたTシャツを着た熱烈な女性ファンもいる前で「昭和を語るひと時、俺は男だ」と題して講演した森田は「すごいね、自分でも持ってない写真や雑誌を持って来る人もいた。ありがたいね」と笑顔を見せた。

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