グレン・パウエルが“偽の殺し屋”演じるクライム・コメディ『ヒットマン』9月公開

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2024年06月27日 12:31  cinemacafe.net

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『ヒットマン』© 2023 ALL THE HITS
リチャード・リンクレイターが監督を務め、グレン・パウエルが主演する『ヒットマン』(原題:HIT MAN)が、9月13日(金)より全国にて公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)。彼は大学で心理学と哲学を教える一方で、地元警察に技術スタッフとして協力していた。

ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。これをきっかけに、殺しの依頼人を捕まえるために様々な姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。

ところが、支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた女性・マディソン(アドリア・アルホナ)が、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまう。逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう。そして2人の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくことに…!

本作は1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライム・コメディ。実際のゲイリー・ジョンソン(1947ー2022)はテキサスで2匹の猫と暮らし、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていた。1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ70人以上を逮捕に導いたスゴ腕潜入捜査官で、「テキサス・マンスリー」誌の記事では劇中に登場する依頼者の基となった数々のエピソードが語られている。

主演のグレン・パウエルがこの実話の存在を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でもタッグを組んだリチャード・リンクレイター監督へ電話をかけたことから企画がスタート。リンクレイターとグレンは共同脚本を始めた。

そして、これまでコメディ、恋愛、青春など様々なジャンルの作品を撮り続けてきたリチャード・リンクレイターの集大成ともいうべき魅力がふんだんに詰まった作品を完成させた。

本作は、2023年ヴェネチア国際映画祭でのプレミア上映をはじめ、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭など数々の映画祭で上映され、米大手口コミサイトの「Rotten Tomatoes」でも、批評家のスコア98%(5/28時点)と好評を博した。

グレン・パウエルが主人公のゲイリーを演じ、アドリア・アルホナが、夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソンを演じる。

解禁されたポスターでは、グレン・パウエルが演じるゲイリーと、彼が扮する様々な殺し屋が勢ぞろいした中にヒロインのマディソンが興味深げに彼を見つめるコミカルなポスタービジュアルとなっている。

併せて予告編も解禁。偽の殺し屋であるゲイリー・ジョンソンが日々様々なタイプの殺し屋に扮して依頼人を騙し、逮捕へと繋げるおとり捜査をする様子が描かれる。ゲイリーの仕事ぶりは優秀だった、彼女に会うまでは…。

セクシーな殺し屋・ロンに扮していた際に夫殺しを依頼してきたゴージャスな依頼主・マディソン。この出会いがゲイリーの運命を狂わせ、たちまち2人は恋に落ち、ゲイリーは彼女を見逃してしまう。しかし、ある日マディソンの夫が何者かに殺害される。マディソンとの恋の行方も彼女と会っている時のロンと素のゲイリーの間で追い詰められていく。果たしてゲイリーが選ぶ本当の生きるべき姿とは?

軽快なテンポで、ノワール、ロマンス、スリラー、アクション、コメディの要素が詰まったリンクレイターワールドの集大成ともいうべきエンターテインメント作品となっている。

『ヒットマン』は9月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。




(シネマカフェ編集部)
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