WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」

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2024年06月28日 00:50  AUTOSPORT web

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ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティの10号車アキュラARX-06
 6月27日、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ(WTRアンドレッティ)はSNS上で声明を発表し、今季2024年限りでアキュラ/HRC US(ホンダ・レーシング・コーポレーションUSA=旧HPD:ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)とのパートナーシップを終了することを明らかにした。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリーであるGTPクラスで、現在2台のLMDhマシン『アキュラARX-06』を走らせているWTRアンドレッティ。

 ウェイン・テイラー・レーシングとアンドレッティ・オートスポートという名門同士が手を組む、シリーズを代表する強豪チームは昨季2023年に誕生した。WTRはその2年前からホンダの北米ブランドとの提携を開始し、2021年より3年連続でシリーズ2位の好成績を収め、初年度にはミシュラン・エデンュランス・カップのタイトルを獲得した。

 2024年シーズンは2台体制へとプログラムを拡大し、アキュラへのスイッチ後初となるシリーズチャンピオン獲得を目指している。その今季は第2戦セブリング12時間レースでルイ・デレトラズ/コルトン・ハータ/ジョーダン・テイラー組40号車アキュラが総合優勝を飾り、エースカーで姉妹車の10号車アキュラも、フィリペ・アルバカーキとリッキー・テイラーのコンビがデトロイトで行われたシーズン第5戦で勝利を収めるなど存在感を示している。

 シリーズランキングでは第6戦終了時点で40号車のデレトラズ/ジョーダン組が4位、10号車アルバカーキ/リッキー組が6位につけている。

 そんなWTRアンドレッティが26日、ソーシャルメディア上で声明を発表し、今シーズンをもってアキュラ/HRC USとのパートナーシップを終了することをアナウンスした。この決定の理由については、声明では「異なる方向に進む必要があると感じた」と述べるに留まり、来る2025年シーズンに向けたアナウンスが「近い将来」にあることが示唆された。声明の全文は以下のとおりだ。

「我々はこの4年間、HRCとアキュラとともに成功を収めてきました」

「契約の更新に際し、私たちは彼らの話に耳を傾け、将来の計画を真剣に考慮しましたが、最終的には別の方向に進む必要があると感じました」

「シーズンは3つの重要なレース(ロード・アメリカ、インディアナポリス、プチ・ル・マン)を残していますが、私たちの計画はアキュラのためにより多くの表彰台とレースで勝利を獲得することに集中し続け、力強い成績で一年を締めくくることです」

「近い将来、2025年に向けた計画を発表できることを楽しみにしています」

 この発表の一方で、HRC USはメイヤー・シャンク・レーシングとの新たな提携を開始することをアナウンスしている。

このニュースに関するつぶやき

  • ほぅ。これはアンドレッティのF1希望と関係あるのかも。来季以降チップ・ガナッシと別れるキャデラックに鞍替えか?
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