伊藤沙莉 NHK食堂でランチ、水も自ら取り分け…全スタッフ魅了する「飾らない人間性」

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2024年06月28日 06:10  web女性自身

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「寅子の母・はる(石田ゆり子)が亡くなる寸前のシーンは、撮影現場でもらい泣きするスタッフが相次いでいました。少し前に夫・優三(仲野太賀)が幽霊となって登場する河原でのシーンの撮影がありましたが、そのときはモニターを見ながら伊藤さんと仲野さんのマネージャーさんが号泣――。この数週、寅子の夫や両親、友人など主要キャストの“最期のシーン”が続き、スタッフ一同、涙もろくなっています」(制作関係者)



NHK連続テレビ小説『虎に翼』でヒロイン・寅子を演じる伊藤沙莉(30)。死ぬ間際の母を前に、リアルに泣く場面で、視聴者も涙を禁じえなかったようだ。



「視聴者のSNSでは《朝から大号泣》《涙腺崩壊…メイク前でよかった》《きれいに泣かない伊藤沙莉にリアリティ感じちゃう》など、母娘の演技に絶賛の嵐でした」(テレビ誌記者)



評判も上々で、6月14日に放送された第55話では最高世帯視聴率18%を記録した。



「日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした今作は、6月から《裁判官編》が始まりました。伊藤さんは役作りのため、定期的にスタッフと一緒に裁判を傍聴しに行っていると聞きました。第11週(第51〜55話、10〜14日)の週平均世帯視聴率も17.3%で番組最高を更新。特に10〜30代の女性がよく視聴しており、ヒロインの伊藤さんに共感しているようです」(前出・テレビ誌記者)



裁判官編に入り、クセが強い新たな登場人物たちも、ドラマにアクセントを加えている。 前出の制作関係者は続ける。



「語学堪能な判事“ライアン”こと久藤頼安(沢村一樹)、“滝行”が趣味の最高裁判所家庭局長の多岐川幸四郎(滝藤賢一)が特に視聴者から人気のようです。



沢村さんは伊藤さんと朝ドラ『ひよっこ』で共演していますが、セリフを交わすシーンは初めて。『彼女の芝居のテンポが少し速いから、刺激をもらえるね』と話していました。



また、滝藤さんはアドリブが多いですね。特に家庭裁判所設立準備室のメンバーとのシーンでは、臨場感が出るように、撮影直前までセリフを言う場所や座る位置を変更していました。『みんなを困らせているかもね』と苦笑いしていましたが、それが絶妙なチームワークにつながったようです」



本誌は最高視聴率を記録した14日の夜21時、収録を終えてNHKを出る伊藤の姿を目撃した。連日、撮影に追われている伊藤だが、局内には“ひそかな楽しみ”があるという。



「伊藤さんはほぼ毎日、朝ドラのスタジオと同じ1階にある大食堂でランチをしています。関係者と数人で配膳の列に並び、いつも笑顔で楽しそうに話していますね。セルフサービスの水も、みんなの分を率先して運んでいますよ。ふだんは700円前後の定食を食べていますが、月に数回“スペシャルメニュー”が出てくる日があり、伊藤さんはなかでも『スペシャルハンバーグ定食』が大のお気に入り。上質なひき肉を使ったハンバーグで、値段は普通の定食よりも高く1千円ほど。食堂内でも人気メニューで、伊藤さんも『次はいつ出ますか?』と食堂の職員さんに聞くなど、ドハマりしています」(NHK関係者)





■’94年組女優仲間との合言葉を励みに



本誌は前号で、伊藤が実母や姉とともに千葉県内の焼き肉店によく通っていると報じた。“肉食”は彼女のエネルギー源のようだ。お気に入りのハンバーグで英気を養い、彼女は現場で座長として奮闘しているという。



「伊藤さんは役柄そのままで、とにかく明るい。座長として現場の“一体感”を大事にしており、休憩中も極力楽屋に戻らず、現場の誰かと話している印象です。演技力はいわずもがな、常に周囲を見ていて細かいところまで気遣いができるので、スタッフからの信頼も絶大です。



今回、伊藤さんのヒロイン選出は公募ではなくキャスティングでした。そのため撮入前は、“日本初の女性裁判官という厳格な役に伊藤さんはふさわしいのだろうか?”と懐疑的な意見もありました。ところが、いまや伊藤さんは全スタッフを、その人間性でも虜にしています」(前出・制作関係者)



エネルギッシュな伊藤とはいえ、朝ドラは長丁場。体調などでテンションが乗らない日もあるという。



「そんなとき伊藤さんは、LINEで友人たちとたわいもないメッセージを交わしているといいます。具体的には、同学年の広瀬アリスさんや松岡茉優さんとよく連絡をとっていると聞いています。“’94年組”というのが、彼女たちのキーワードだそうです」(前出・制作関係者)



広瀬は20日、公式Xで《伊藤沙莉って、出会ってから10年以上経ちますがずっと最高です。お人柄ほんと変わらない。お芝居も勿論。そりゃ売れるわって感じ》と改めて親友についてコメント。伊藤も即座に《おいどうした!最高な君は食べたいものを考えときな》と返信し、広瀬が《鱧》と答えるなど仲のよさが垣間見えた。



「広瀬さんは“’94年組”を『大谷翔平&羽生結弦世代』と称して、同世代女優たちの結束を掲げています。清野菜名さん、川栄李奈さん、川口春奈さん、西野七瀬さんらもメンバーだそうです。伊藤さんも触発されて、つらいことがあった際は“私たちは必ずできる。’94年組だから!”という合言葉を心の糧にして、苦難に挑み壁を乗り越えているといいます」(前出・制作関係者)



男社会の因習を「はて?」で次々と打ち破っていく寅子。痛快なキャラを降臨させるべく、「肉食の宴」をご褒美に、伊藤は今日もNHKの収録現場へ向かう!

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