中上貴晶、フロントの挙動に問題「ライバルに追いつくのに苦戦」/第8戦オランダGP スプリント

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2024年06月30日 10:30  AUTOSPORT web

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中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第8戦オランダGP スプリント
 6月29日、2024年MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラスのスプリントがTT・サーキット・アッセンで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選を23番手で終え、スプリントは18位でフィニッシュしている。

 午前のフリー走行1回目に中上は前後ともに中古のソフトタイヤでコースインすると、最初のピットインまでに1分33秒396を記録しホンダ勢最上位となる16番手につける。その後、同じタイヤのままコースに戻るがセッションが赤旗中断となったためアタックせずに再度ピットに戻った。

 赤旗が解除されるとタイヤ交換することなくピットアウトした中上だったが、タイムに伸び悩み5周のアタックでベストタイムを更新できない。最終的に2台のホンダ機を含む数台に先行を許し21番手でセッションを終えた。

 続けて行われた予選Q1にも中上は前後ソフトタイヤを選択し、新品に履き替えて出走する。計測3周目にはフリー走行2回目のベストタイムを更新する1分33秒030を記録してガレージにへ戻った。リヤに再度新品ソフトを投入し2回目のアタックに向かった中上は、自己ベスト走行のペースを見せるもトラックリミットに阻まれて記録を残すことができず、最下位で予選を終えることとなった。

 23番グリッドから午後のスプリントに臨んだ中上は、路面温度の上昇もあってかミディアム/ソフトの組み合わせでスタートする。マリーニをかわして22番手で最初のコントロールラインを通過すると、その後は1分33秒から1分34秒前半のペースで周回を重ね、他車の離脱もあり20番手付近を走行。レース全体ををとおして中上はフロントの切れ込みもあって中高速コーナーでペースを上げられず、前を行くチームメイトのヨハン・ザルコからじわじわと引き離されていく展開となった。

 しかし終盤に向けて徐々にペースは回復し、最終ラップには自己ベストのレースラップを記録すると、最終盤にはさらなる転倒者が発生。結果的に18位でフィニッシュした。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:23番手、スプリント:18位)
「昨日と同じフィーリングで、思ったほど改善できませんでした。スプリントは厳しく、ライバルに追いつくのは困難でした。また明日、様子を見たいと思います」

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