ペレス、予選Q3に中古タイヤで出走し8番手「新品セットを温存する余裕がなかった」/F1第11戦

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2024年06月30日 14:20  AUTOSPORT web

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セルジオ・ペレス(レッドブル) 2024年F1第11戦オーストリアGP
 チームメイトが絶好調の走りを見せるなか、レッドブルF1のセルジオ・ペレスはまだトンネルを抜け出せずにいる。

 6月29日に行われたF1第11戦オーストリアGPのスプリントに7番グリッドから臨んだペレスは、23周に減算されたレースのスタートを良いかたちで決めたものの、その後順位をひとつ落とし、最後はポール・トゥ・ウインを飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から17秒おくれの8位でチェッカーを受けた。

 午後の予選でも彼の苦戦は続き、Q1は新品のソフトタイヤを使いながら12番手と「危なげない」とは言い難いかたち次のセッションに駒を進める。続くQ2はやや持ち直して1分05秒144というタイムで8番手。これでQ3進出を決めた。

 しかしQ3では新品のソフトタイヤが残っておらずユーズドのソフト2セットでアタックを行うことに。その結果2番手以下、とくに5番手までが接戦となった今大会の予選において、ペレスはマクラーレン、フェラーリ、メルセデス勢に先行を許すこととなっている。ポールポジションを獲得したフェルスタッペンとのタイム差は0.888秒だ。

■セルジオ・ペレス(レッドブル)
スプリント 8位(7番グリッド/ソフトタイヤ:ミディアム)
予選 8番手(Q1=12番手1分05秒587:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分05秒144:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分05秒202:ソフトタイヤ)

「トリッキーな週末になっている。解決すべき問題を少しずつ減らしていかなければならない」

「予選ではQ1もQ2も序盤にペースが上がらなかった。そのため、思ったよりも多くの新品タイヤを使うことになってしまったんだ。だからQ3にはスクラブセット(中古タイヤ)しか残っていなかった」

「今日は(金曜よりも)ずっといいペースを見せることができた。だが、残念ながらQ3に向けてニューセットを温存できるほどセーフティではなかった」

「今朝のスプリントレースからは多くのことを学ぶことができたよ。明日の決勝は本当に接戦になると思うし、何が起こるかわからない面白い戦いになるはずだ」

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