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歌手和田アキ子(74)は30日、MCを務めるTBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)に出演し、さまざまな混乱が起きている東京都知事選(7月7日)をめぐるポスター掲示板問題について、その違和感を口にした。
今回の都知事選をめぐっては、56人の立候補者中24人を擁立した政治団体が、24人分の枠に同一のポスターをはって「ジャック」。寄付を伴っており、事実上、ポスター掲示の権利を売買した形になっているが、現在の公職選挙法には抵触しないため、公選法改正を求める声も出始めている。「ジャック」された掲示板のスペースには候補者とは無関係のさまざまなデザインのポスターがはられているのが確認されている。
和田は「あくまで、選挙用のポスターなんだから」と指摘。今回の事態を受けて、自民党の茂木敏充幹事長が会見で「公職選挙法がこれまで想定していない問題が発生している」「今後、公選法の見直しも含めて対応策を検討する必要があるのではないか」と述べたことが紹介されると「何なんだろう…候補者じゃない方のポスターがありますっていうのは。候補者だから、はっていただきたいのに」とした上で「これは早く(法制度の見直しを)やらないと。また来年もこういうことがあったらね…都知事選はなくても、いろんな選挙がありますからね」と、早期の法改正に理解を示した。問題視されているポスターについて「抗議でもないし、笑わそうともしてないし、意図が分からないよね」とも指摘した。
ゲスト出演したタレント勝俣州和(59)も「選挙の何たるかを、(掲示板のジャックを主張している)そういう政治団体の方は分かってると思うのに、やるってことが非常にお粗末ですよね」と苦言を呈し「これで選挙に興味がなくなって投票率が下がるのが、いちばんよくない」と、主張した。
これに対し、和田も「そう。(投票に)行く気がなくなっちゃうもんね、何となく。それが危ない」と同調。「目立ってるのは小池さんとか蓮舫さんとか石丸さんとかだけど、他にも真剣に東京を変えようという人がいらっしゃる。こういうことだと、本当に(投票は)いいかと、なっちゃう可能性もちょっと出てきますよね」と危機感を示した上で、「選挙には行ってほしい」と有権者に呼びかけた。
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