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この記事では、中盤3曲について語ったパートを紹介します。
◆Ethan Hawke「My Funny Valentine」
映画『ブルーに生まれついて(Born to Be Blue)』は2015年に制作された、ジャズ・トランペッター、チェト・ベイカーの伝記映画ですが、こだわりの男、イーサン・ホークがベイカーをどこまでもリアルに演じていて、ずいぶん見応えがありました。チェト・ベイカーは1950年代に彗星のごとく現れ、一世を風靡(ふうび)しますが、麻薬に溺れて身を持ち崩し、悲劇的な道を辿ります。しかし残された力を振り絞り、最後まで自分自身の音楽を奏で続けました。痛々しいけど、美しい映画でしたね。
イーサン・ホークが映画の中で、自らの声で歌っています。「My Funny Valentine」。これが素晴らしいんです。入魂の歌唱です。トランペットを吹いているのはケヴィン・ターコット。
◆Jack Nicholson「La Vie En Rose」
ジャック・ニコルソンが歌う『バラ色の人生』。これはこの番組で何年か前にもおかけしたことがあると思うんだけど、何度聴いても素敵なので、またかけます。ジャック・ニコルソンの歌なんてなかなか聴く機会はありませんしね。
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<収録中のつぶやき>
「すごいね。親父力というか……(笑)」
◆Adam Sandler「Forgetful Lucy」
映画『50回目のファースト・キス』、アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが共演したラブコメですね。今日はなんだかラブコメの映画が多いですね(笑)。ドリュー・バリモアが事故で、昨日のことを覚えていられない、短期記憶喪失障害の女性・ルーシーを演じています。だからアダム・サンドラーは毎日、彼女を口説き直さなくてはなりません。そういうのって、大変ですよね。僕もこの映画を観ましたけど、観ながら「大変だろうなあ」と思ったし、今も「大変だろうなあ」という思いしか記憶に残っていません。あとは、ハワイ・ロケが美しかったことくらいかな。映画の最後にアダム・サンドラーがウクレレを弾きながら歌います。「Forgetful Lucy(忘れっぽいルーシー)」、ドリュー・バリモアのくすくす笑いもちょっとだけ入ります。しかし話はどんな結論になったんだっけな? 思い出せません。
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6月30日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 7月8日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:村上RADIO〜歌う映画スターたち〜
放送日時:2024年6月30日(日)19:00〜19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/
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