北陸 4日(木)にかけて警報級の大雨のおそれ 土砂災害に警戒

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2024年07月01日 18:58  日本気象協会

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日本気象協会

北陸 4日(木)にかけて警報級の大雨のおそれ 土砂災害に警戒

北陸地方では、4日(木)にかけて雨の降り方に注意が必要です。2日(火)は福井を中心に雨脚が強まり、3日〜4日は、各地で警報級の大雨となるおそれがあります。総雨量が多くなる所もあるため、土砂災害に警戒して下さい。



●3日にかけて梅雨前線が日本海まで北上、4日は前線南下型の大雨のおそれ


きょう7月1日(月)は、梅雨前線が北陸地方を南下したため、富山以西を中心に激しい雨の降った所があり、山間部を中心に総雨量が100ミリを超えた所がありました。

このあと、2日(火)の午前中にかけては、梅雨前線が一旦南に下がりますが、午後からは再び西から前線が北上してきます。2日夕方頃からは、福井を中心に雨脚が強まるおそれがあります。2日18時までの24時間雨量は、福井で60ミリとなっています。

3日(水)にかけて前線は更に北上するでしょう。前線が通過するタイミングでは局地的に強い雨や激しい雨の降るおそれがあります。3日18時までの24時間雨量は、50〜80ミリとなっています。

4日(木)には、北上した梅雨前線が今度は南下に転じるでしょう。3日までよりも激しい雨の降る範囲が広がり、大雨となるおそれがあります。4日18時までの24時間雨量も、新潟・富山で120ミリ、石川で100ミリと、それまでの雨量の予想より多くなっています。

きょうこれまでに降った雨により、地盤が緩んでいる所があり、4日にかけて雨量が更に多くなれば土砂災害のリスクが高まります。今後の気象情報に注意して下さい。


●土砂災害に警戒を


きょうの時点で富山以西の山間部では24時間雨量が100ミリを超えている所があり、この後も大雨が予想されるため、土砂災害に警戒が必要です。また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所では、少ない雨量でも土砂災害の発生するおそれがあります。

ハザードマップなどを確認し、危険なガケへは近づかないようにして下さい。

土砂災害には前兆現象があります。
1.地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる
2.斜面から物音がする、何かが落ちてくる、土臭い臭いがする
3.湧き水が急に止まる
4.水が吹き出したり浸みだしたりする

その他、川の水位が急に低下したり、木が流れてきた場合や地鳴りがするなどの現象があります。

これらの前兆現象に気付いたら、すぐに危険な斜面や崖などから離れ、周囲の人に知らせるようにして下さい。


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