トラジャ七五三掛龍也&吉澤閑也「違うシメシズが」W主演「ダブリンの鐘つきカビ人間」ゲネプロ

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2024年07月03日 04:02  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」第1幕の1シーン。聡(吉澤閑也、中央)が真奈美(加藤梨里香、左)に語りかける。右は老人(松尾貴史)(撮影・中島正好)

Travis Japan七五三掛龍也(29)吉澤閑也(28)が2日、都内でミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」(東京国際フォーラム ホールC、3〜10日まで)の初日前ゲネプロと会見に臨んだ。2人のダブル主演で、七五三掛が奇妙な病により心と体の美醜が入れ替わった主人公の「カビ人間」、吉澤が物語の世界に迷い込む「聡(さとる)」を演じる。笑いと恐怖と感動で観客の心を揺さぶってきた人気作で、02年の初上演から4度目の公演となる。


七五三掛はこれまでにもミュージカル「ハル」、「いまを生きる」などで舞台を経験。「脚本を読んで楽しさと恐怖という2つのドキドキを感じました。カビ人間はビジュアルも含めて初めての挑戦。一方で、ここまで心がピュアでまっすぐな役も初めてなので、自分の中で新しい扉が開いた。共感できる部分がたくさんあります」と、すっかりカビ人間の魅力に引き込まれた様子だった。


また、「醜」となる外見を際立たせるため、なりきるためのメーク時間は1時間20分を要すという。ほかにも見どころでは、「唯一の友だちがハット」と話したように、カビ人間は帽子を高速回転させるなど多彩な技を繰り出す。ハット芸は専門家から学び、自宅でも「野球の素振りみたいに1日50回と決めて」練習するなど、約2週間でスピード習得。「ハットを稽古前に触ったり、練習すると自然にカビ人間のスイッチが入るようになった」と、本番前に心を整えるアイテムにもなっている。


吉澤は本格的に舞台を踏むのは初めてで、「聡は性格も見た目も閑也に近い。(8月に)いい29歳を迎えられるように、聡になりきりたい」と話した。七五三掛とは同じ1995年生まれの仲良しコンビでもあり、「普段からグループの中では『シメシズ』と呼ばれていますが、また違った、新たな『シメシズ』が見られると思います」と、ダブル主演で2人の絆をさらに深め合っている。


共演陣では、奇妙な病により思っていることの反対の言葉しか話せなくなった「おさえ」は伊原六花(25)、聡とともに物語の世界に迷い込む「真奈美」は加藤梨里香(26)が演じる。ほかにも、松尾貴史(64)や中村梅雀(68)らの俳優陣が舞台を盛り上げる。


東京公演の後は大阪でも7月20〜29日まで、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで公演が行われる。

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