熱中症の疑いで男性（96）が死亡･高松市　東京地方では今年初「熱中症警戒アラート」など全国で危険な暑さ

きょうも全国的に午前中から気温が上がり、静岡では予想最高気温が38℃となっています。関東でも東京地方で今年初めて「熱中症警戒アラート」が発表されています。

けさの静岡市内ですが、気温計の表示は午前9時すぎの時点で35℃。静岡では午前10時半ごろ、36.6℃を観測しています。

きょうの予想最高気温は、静岡で38℃、埼玉県の熊谷で37℃など、各地で危険な暑さとなる見込みです。

記者
「午前11時前の練馬区です。手元の温度計では36℃を示しています」

公園を訪れた人
「きょう朝起きた瞬間からもうずっと暑くて、『本当にこんな気温で（散歩）行くの』って聞いたんですけど、（犬が）ちょっとでも外出たいみたいなので来ちゃいました。本当に日陰だけ歩いて、もう今日は帰ります」

東京地方では今年初めて「熱中症警戒アラート」が出されています。

きょうは15都県16の地域で発表されていて、こまめな水分補給などが必要です。

きのう正午過ぎ、高松市の畑で96歳の男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

近くに住む女性から警察に通報があり、男性は市内の病院に搬送されましたが、およそ5時間後に熱中症による多臓器不全の疑いで死亡が確認されました。

男性が倒れていたのは自宅の近くにある畑で、搬送時の男性の体温は40℃を超えていたということです。きのう正午の高松市の気温は29.1℃でした。