山下美月が山下美月に取材したら何を聞く?モデルプレスインタビュー

0

2024年07月04日 19:19  モデルプレス

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

モデルプレス

乃木坂46卒業後初のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」で記者を演じる山下美月(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/07/04】<読売テレビ・日本テレビ系日曜ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(7月7日スタート、毎週日曜 後10:30〜)森燈子役・山下美月インタビュー>

女優の山下美月(24)が乃木坂46卒業後初の連続ドラマに挑む。演じるのは現在と過去、二つの事件の真相を追う記者。それにちなみ「山下美月が山下美月に取材したら何を聞くか」「乃木坂46の6期生インタビューを任されたら何を聞きたいか」と尋ねると、今の彼女の心の奥底や、トップアイドルとして君臨したゆえんが垣間見えた。

【写真】山下美月、美谷間ちらり “最高級にエモい”奇跡のカット

◆山下美月が山下美月に繰り出した質問とは

― 本作で記者役を演じますが、山下さんが山下さんに取材するとしたら、どんなことを聞きますか。

【山下】「何が幸せですか?」かな。幸せってなんだろう、ということをよく考えるので、普段から人に聞くことがとても多いんです。私はご飯を食べたり、昼まで寝たりできると、幸せだなって思うんですけど、でもこれって瞬間的な幸せなのかなとも思うんです。必死に仕事を詰め込んで頑張って成功する、これも幸せを感じる瞬間ではあるけれど、果たして本当にそうなのかとも考えます。幸せは人によって捉え方が全然違うもので、自分の中でも正解は見つけ出せていないのですが、幸せに生きたいので、幸せとは何かを知りたいです。好きなアイドルを応援することが幸せ、好きな車を見ているのが幸せ、という方もいると思います。人によって、かつその時その時でも違うと思うからこそ、「何が幸せですか?」は自分にも問いたいですね。

― 今の山下さんにあえて聞きます。「何が幸せですか?」

【山下】最近だと「自分を大切にすること」ですね。でも例えば家庭を持っていらっしゃる方で、子どもという守るべき存在がいるお父さんやお母さんだと、自分を大切にすること、とならないかもしれないじゃないですか。自分もそうなったら変わるかもしれないですしね。「何が幸せか」は常に変動するものだと思います。でも一方で、世の中には幸せという感情に結びつく何か根本的なものがあるのではないか、そんな風にも思います。そんなことをずっとぐるぐる考えて寝られない、みたいな日もあります(笑)。

― とても興味深い話です。では次に山下さんが乃木坂46の6期生インタビューを任されたら何を聞きたいですか。

【山下】「アイドルとしてどうなりたいですか」というのを聞きたいです。自分がアイドルを卒業したとき、卒業ライブが終わった瞬間に思ったのは、アイドルって本当に素敵な仕事だったなということでした。大変なこともたくさんありますが、やっぱり目標があった方が良いですし、ないともったいないなと思います。乃木坂46に入るのが目標という子もいれば、女優やモデルになりたくて来た子もいると思います。アイドルになって何をしたいか、どういうアイドルになりたいか、それを持っている子の方が幸せなアイドル人生になると思うので、それはぜひ聞いてみたいです。

◆山下美月が出演するドラマ「降り積もれ孤独な死よ」

原作は講談社「マガジンポケット」で連載中の漫画「降り積もれ孤独な死よ」(原作:井龍一氏、漫画:伊藤翔太氏)。ドラマは未完の原作をもとにオリジナルの要素を交えて展開されていく。山下はドラマオリジナルのキャラクター、「週刊文苑」記者の森燈子(もりとうこ)役。取材の中で少女失踪事件と灰川邸事件の繋がりに気づき、過去の事件の真相を暴こうとする。

物語が動き出すのは、一軒のひとけのない屋敷から13人の子どもの白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件。事件の真相を追う刑事・冴木仁(成田凌)と、かつてこの屋敷に住んでいたという謎の女性・蓮水花音(吉川愛)。彼女は屋敷の持ち主で事件の容疑者・灰川十三(小日向文世)を“父”と呼び、「灰川は犯人ではない」と主張するが…。謎多き灰川邸事件発生から7年、一人の少女の失踪事件をきっかけに灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び浮かび上がる…。

◆山下美月、記者・森燈子役は「私にとって新たなチャレンジ」

― 乃木坂46卒業後初のドラマ出演になりますね。

【山下】アイドルを卒業してから初めて出させていただく作品です。役どころとしては、事件に直接関与していない第三者の人間で、物事を俯瞰から見る立場。自分の感情を大きく出すというよりは、物語の中でストーリーを進めていく役割を持つと思います。私にとって新たなチャレンジ、今までやったことがないような役柄に挑戦できること、今回このタイミングで森燈子という役をいただけたこと、とても嬉しく思いました。

― 作品全体の印象はいかがですか。

【山下】一つの殺人事件を軸に動いていくのですが、他の殺人事件を題材にしたドラマとは少し違う視点があるように思いました。最初からすでに容疑者と呼ばれる人物が出てくるのですが、でもなにか裏があるのではないか、と思わずにはいられないような。登場人物全員のことを信じることもできるし、その反対もある。視聴者の方々が、私が演じるドラマのオリジナルキャラクターを通して、事件をより深く、奥行きを持って観ていただけたら良いなと思います。

― ドラマのキャッチコピーは「降り積もる謎が予測不能な結末へと誘う」です。

【山下】毎話、新しい謎が出てきて、その話によって登場人物の見え方がガラッと変わります。きっと最初に感じた事件の内容と、最終回に進むにつれて感じる事件の捉え方が変わってくる作品だと思います。一つひとつの謎に注目して、一緒に追っていってくださると嬉しいです。

◆成田凌からリクエストされた役に笑顔「いつかやってみたいです(笑)」

― 撮影も始まりました。実際に演じてみていかがですか。

【山下】記者として真実を突き止めるために、会話というよりは私が一方的に言葉を繰り広げるシーンが今のところ多いです。記者としての誠意や熱意を見せる一方で、一歩引いて大人の冷静さも保つ、ということを意識しながら演じています。森燈子の言葉は物語のキーになりますし、後半にかけて出番やセリフも多くなっていくので噛まないか毎回緊張しますが、ちゃんと伝えなきゃという気持ちがやりがいになっていてすごく楽しいです。主演の成田凌さんと対峙する場面は良いシーンになっていると思います。

― 成田凌さんとのシーンが多いですが、撮影の合間になにか喋りましたか。

【山下】初めてお会いして、クールな役柄だったのもあり、最初は緊張していたのですが、オススメの映画などとてもフランクに話しかけてくださるので、たくさん喋らせていただいています。この前撮影でご一緒したときは「山下さんにはなにか気持ち悪い役をやってほしいんだよね、髪の毛がベタベタな役とか見てみたい」と言ってくださって(笑)。まだ数回しかお会いしていない中でそういう話をしてくださるのが嬉しかったです。気持ち悪い役、いつかやってみたいです(笑)。

(modelpress編集部)

◆山下美月(やましたみづき)プロフィール

1999年7月26日生まれ。O型。東京都出身。2016年、高校2年生のときに「乃木坂46 3期生オーディション」に合格してデビュー。センターを務めるなどグループのエースとして活躍し、2024年5月に卒業。乃木坂46在籍中から俳優としても高い評価を受け、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」、TBS日曜劇場「下剋上球児」、TBS火曜ドラマ「Eye Love You」などに出演した。11月22日公開の映画「六人の嘘つきな大学生」への出演も控える。

【Not Sponsored 記事】
    ニュース設定