今回は、そんな「もったいない」感情を感じずに物を手放す方法をご紹介します。
物を手放すと節約にもつながる
家にある不要な物を整理することによって、部屋が片付くだけでなく、節約にもつながります。大量の不要品を処分することで、物を買いすぎていることに気付くことができれば、新しい物を購入する際には吟味するようになります。また、物が少なくなると、家に何があるか、何が足りないかがよくわかるようになり、同じ物を無駄に購入することも減ります。さらに、物を減らすことは環境にも優しい選択です。無駄に物を購入せず、持っている物を有効に活用することで、ゴミの量を減らし、資源の無駄遣いを抑えることができます。また、リサイクルを積極的に行うことで、新たな製品を作るためのエネルギー消費も抑制することが可能です。
【アイテム別】節約にもつながる!捨てずに物を手放す方法は?
不要な物が出てきても、「もったいない」と感じて物を手放すのを躊躇することはよくあります。そこで、アイテム別にゴミとして「捨てる」以外の選択肢をご紹介します。
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服
1年以上着ていない服は、今後も着る機会が少ないでしょう。不要になった服はリサイクルショップ買い取ってもらいましょう。大量の場合は、宅配買取が便利です。フリマアプリに出品するのもよいでしょう。また、不要な服を店頭で回収してリサイクルするアパレルブランドも増えています。ポイントやクーポンがもらえるところもあります。本
長期間読んでいない本や雑誌は、古本買取に出しましょう。フリマアプリで販売すれば高く売れる可能性もあります。また、地域の図書館への寄付も可能です。文房具
無料でもらった文房具などは寄付するとよいでしょう。例えば、ロフトでは「使用済みぺンリサイクルプログラム」を実施しています。詳細は、HPを確認してください。食品
家庭で消費しきれない食品で賞味期限が切れていない物は寄付しましょう。これにより食品ロスを削減することができます。身近なところでは、ファミリーマートが店舗で食品の寄付の受付をしています。パソコン
使用しなくなったパソコンはリサイクルに出しましょう。日本では、年間約300万台、重量にして約6000tものパソコンが捨てられているそうです。zero pcでは、不要になったパソコンを無料で回収し、すべての部品をリサイクルしてエシカルパソコンとして再販しています。
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家電・家具
使わなくなった家電や不要な家具は、リサイクルショップなどに買い取ってもらいましょう。家具の買い取りは、ゴミの削減につながりますし、環境にも優しい選択となります。食器
未使用の食器はリサイクルショップで買い取ってもらえます。物を手放す際に「もったいない」と感じるかもしれませんが、不要な物を持ち続けることによるストレスや時間の無駄を考えれば、手放すことのメリットが大きいはずです。ぜひ、環境にも優しく節約につながる、「捨てずに手放す」ことを試してみてください。
文:野村 蘭(インスタグラマー&ファイナンシャルプランナー)
大学卒業後、共済業務にかかわり、FP技能士1級を取得。ゴミをできるだけ出さない生活をすることで、地球環境を守ることにもつながると実践。誰にでもできるエコな節約術をインスタグラマーとして発信。
(文:野村 蘭(インスタグラマー&ファイナンシャルプランナー))