林士平氏が手がけるマンガ家のための寮が入居者を募集　居住費無料で生活費もサポート

マンガ編集者・林士平氏が寮長兼プロデューサーを務め、マンガを描くことだけに集中できる環境を整えた寮・MANGA APARTMENT VUY（マンガアパートメント ヴイ）のプロジェクトが発足。本日7月11日から入居者の募集を開始した。

【大きな画像をもっと見る】

「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」などを担当した林氏。同プロジェクトは林氏が「日本が世界に誇る漫画産業において、まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、本気で漫画家を目指す方々をサポートしたい」という思いにサイバーエージェントが共感してスタートした。同社が運用面をサポートして、新たな作品が生まれる環境を提供することを目指す。

併せて建物のイメージが公開された。入居にあたっての居住費や光熱費はすべて無料で、食費をはじめとした生活費もサポート。建物にはマンガ、映画などの資料も多数用意され、インプットにも困らない環境が整えられる。

入居の応募はプロ、アマ、性別、年齢を問わず誰でも参加が可能。履歴書と原稿を送付することで応募ができる。10月31日まで応募を受け付け、その後書類選考、面接を経て2025年1月に結果を発表予定。入居は2025年3月を予定しており、4月1日より寮の運営が本格始動する。

林氏からはコメントが到着。「私は、数多くの才能の原石と出会ってきました。光る才能はあれど、経済的な理由で夢を諦めざるを得ない人もいました」と語り、「『MANGA APARTMENT VUY』は、まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、夢に向かい集中できるようなサポートを徹底します」と思いを伝える。そして「この場所が、素晴らしい漫画作品が生まれるきっかけとなることを願っています」とメッセージを送った。

■ 林士平氏コメント
才能ある方たちが、
生活やお金のことを気にせず、
ただ夢にだけ向き合うことができる場所があったら？
このプロジェクトは、そんな妄想から始まりました。
私は、数多くの才能の原石と出会ってきました。
光る才能はあれど、経済的な理由で夢を諦めざるを得ない人もいました。
日本はまだ、この国に眠る天才を世界に送り出しきれていない、と思うのです。
「MANGA APARTMENT VUY」は、
まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、
夢に向かい集中できるようなサポートを徹底します。
本気で漫画家を目指す方々が集うアパートメントとして、
才能が育ち、切磋琢磨し、新たな作品が生まれる環境を提供いたします。
入居にあたっての居住費や光熱費は全て無料とし、
食費をはじめとした生活費もサポートします。
建物には漫画や映画などの資料も大量に用意されており、インプットにも困らない環境です。
同じ情熱を持った人と同じ空間で、
学び、考え、描くことに人生を捧げられるVUYでの経験は、
漫画家としての大きな財産になることでしょう。
この場所が、素晴らしい漫画作品が生まれるきっかけとなることを願っています。