SUGOでのGTエントラント協会主催GT300テスト2日目はSyntium LMcorsa GR Supra GTが最速

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2024年07月15日 19:50  AUTOSPORT web

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2024 GTEスポーツランドSUGOテスト Syntium LMcorsa GR Supra GT
 7月14日から宮城県のスポーツランドSUGOで行われているGTエントラント協会(GTE)主催のGT300テストは7月15日、走行2日目のセッション3/4が行われた。スーパーGT GT300クラスに参戦する21台、さらにaprから1台、横浜ゴムから1台が加わり9時から2時間、13時から3時間と合計5時間のセッションが行われ、午前のセッション3はJLOC Lamborghini GT3が、午後のセッション4はSyntium LMcorsa GR Supra GTがトップタイムを記録した。

 7月14日からスポーツランドSUGOで行われているGTエントラント協会主催のGT300テスト。この日は富士スピードウェイ等からSUGOに移動したドライバーが数多く姿をみせ、ふたりのドライバーがそろったJLOC Lamborghini GT3も出走。21台のレギュラー参戦車両、2台の追加参加車両と23台が全車コースインした。前日、馬の背でクラッシュしたSUBARU BRZ R&D SPORTも修復が完了しテストに復帰している。

 ただ、この日のスポーツランドSUGOは前日のセッション2終了後から降り出した雨が続いており、9時からのセッション3開始時のコンディションはウエット。しばらくはレインタイヤを履いての走行が続いたが、序盤には雨が止み、レコードライン上は少しずつドライに。スリックタイヤに履き替えるチームが増え出し、中盤以降は全車がスリックで走行した。

 そんなセッション3だが、二度の赤旗が出されることになった。開始から1時間が近づこうかというタイミングでは、S字コーナー立ち上がりで300号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTがストップ。一度目の赤旗が出された。とはいえクラッシュはなく、300号車はセッション途中にはコースに復帰した。

 その後は順調にセッションは推移し、終盤にはタイムも向上していったが、セッション終了まで13分というタイミングで二度目の赤旗が出された。これは中村仁がドライブしていたapr LC500h GTが最終コーナーへアプローチしようかというタイミングで足回りにトラブルを抱え、ハイスピードでクラッシュしたため。直後には走行会のスケジュールも入っていたため、そのままセッションは終了となった。

 クラッシュしたapr LC500h GTはリヤからタイヤバリアにクラッシュしてしまったため、サイド、リヤエンドに大きなダメージを負ってしまった。幸い中村に怪我はなくピットに戻ったが、apr LC500h GTは午後のセッション4は走れないままテストを終えることになった。

 そんなセッション3で最速となったのは、この日からテストに参加したJLOC Lamborghini GT3。小暮卓史と元嶋佑弥のふたりともがドライブし、元嶋が1分20秒198を記録。2番手にはリル・ワドゥが1分20秒204をマークしたPONOS FERRARI 296が続いた。3番手には井口卓人も合流し、修復後問題を感じさせない走りをみせたSUBARU BRZ R&D SPORTがつけた。

 走行会、そしてこの日も多くのファンで賑わいをみせたピットウォークに続き行われた13時からのセッション4は、午前の雨模様が嘘のように夏空のもと行われた。午前のセッション3でトラブルが発生してしまったUPGARAGE NSX GT3、クラッシュしたapr LC500h GTと2台をのぞく21台が3時間の長いセッションを進めていったが、開始から30分というタイミングで、D'station Vantage GT3が一時ストップしたことから赤旗が出されたが、車両はすぐに動き出している。なおD'station Vantage GT3は予定していたプログラムを消化し、このセッション4は11周のみを走って早めにテストを終えた。

 その後は中断なくセッションが進んでいたが、開始から2時間11分というタイミングで、このセッション二度目の赤旗が出された。小暮がドライブしていたJLOC Lamborghini GT3が最終コーナーで白煙を上げストップ。消火作業のため中断となった。チームによれば電気系統のトラブルのようで、リヤにダメージを負ってしまっている。

 走行は15時30分に再開され、そのままフィニッシュ。午後は河野駿佑がこの日ひとりで走行したSyntium LMcorsa GR Supra GTが1分19秒321でトップタイムとなった。2番手にはSUBARU BRZ R&D SPORTが1分19秒536で続き、3番手にはGreen Brave GR Supra GTと、GTA-GT300車両がトップ3に続いた。

 2日間に渡って行われたテストでは、多くのチームが第6戦に向け、さらにシリーズ戦に向けて多くのプログラムをこなした様子だった。

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