銀座のランドマーク「和光」本店の地階フロアがリニューアル 新素材研究所が空間デザイン

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2024年07月18日 21:01  Fashionsnap.com

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Photo:Masatomo Moriyama


 「和光」が、銀座4丁目の交差点に位置する本店の地階フロアを改装し、7月20日にリニューアルオープンする。地階フロアの空間デザインは、現代美術作家 杉本博司と建築家 榊田倫之が主宰する新素材研究所が手掛けた。

 地階のコンセプトは「時の舞台」。創業以来大切にしてきた豊かな日本文化を土台に、次世代クリエイターによる新たな芸術・文化の発信拠点へと進化する。フロアの中心部を「舞台」として、時計に見立てた長針と短針の回転什器を配置。売場を回遊できるように木格子に囲われた回廊を設けた。素材には霧島杉や魚梁瀬杉、京都の町家石、唐紙など日本ならではの素材を使用。木の香りがほのかに漂う、日本的な作法によって整えられた空間に仕上げた。また、地階スタッフの制服は「シーエフシーエル(CFCL)」がデザインを手掛けた。
 地階フロアでは、ファッション、ジュエリー、現代アートといった多岐にわたる各分野の第一線で活躍するデザイナーや職人たちによるアイテムを展開。「和光とクリエイターとの唯一無二のコラボレーション」「和光がクリエイターとクリエイター、クリエイターと生産地をつなぐ企画」「世界で活躍するクリエイターの作品」の3点を基軸とした商品を企画する。「セッチュウ(SETCHU)」「トゥ エ モン トレゾア(Tu es mon Tresor)」「キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」「ゴールドウイン ゼロ(Goldwin 0)」「リュニフォーム(L/UNIFORM)」「サガン・ヴィエンナ(SAGAN Vienna)」などのアイテムを取り揃えるほか、フランスのジュエリーブランド「シャルロット シェネ(Charlotte Chesnais)」 とのコラボアイテムや、京都の唐紙工房「かみ添」によるセイコーハウスの石壁の文様を唐紙にプリントしたオリジナルレターセットなどを展開する。
 地階フロアのオープンに合わせて、中央ウィンドウでは8月21日までの期間、美術家で自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎によるインスタレーションを展示。同氏が蒐集し続ける古代の白い麻布を用いた作品を公開している。

■和光本店オープン日:2024年月7月20日(土)所在地:東京都中央区銀座4丁目5-11 セイコーハウス 地階問い合わせ先:03-3562-2111(代表)公式サイト ◾️ショーウィンドウディスプレイ期間期間:2024年7月18日(木)〜8月21日(水)時間:8:00〜22:00(最終日8月21日のみ19:00まで)場所:セイコーハウス中央ウィンドウ
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