2歳になる娘のノノカはイヤイヤ期真っ只中。自分のケアなどまったくすることもできず、ノノカにつきっきりの毎日……。
私たち夫婦が結婚したのは5年前。ずっとママになるのが夢だった私は、ノノカを妊娠したときは本当に幸せな気分でした。
「優しくて良いママになってみせる!」と意気込んだものです。そして「自分だったらきっと理想的なママになれる」と信じて疑いませんでした。
しかし実際に産んでみると、ノノカはすごく手のかかる子でした。赤ちゃんのころから毎晩のように夜泣きは当たり前。やたらと泣いて騒いでみたり、抱っこしていないと落ち着かなかったり……。私は初めての育児ということも相まって疲労困憊。心も体もどんどんボロボロになっていく気分でした。
|
|
イヤイヤ期に差し掛かったノノカは、何をしても「イヤ!」の一点張り。できるだけ優しく接したいと思っていても、ノノカのイヤイヤにつられて私までイライラしてしまいます。まさに負のループ。「このままじゃいけない」と思った私は、1週間だけ実家に戻ることにしました。
赤ちゃんのころから手のかかる子だったノノカ。本格的なイヤイヤ期を迎えて、お世話がさらに大変になりました。
しかし平日はほぼワンオペで誰にも頼れない私は、つきっきりでノノカに接するしかありません。夫には「何かあったらオレの実家を頼ればいい」とは言われていますが、そう簡単に頼れるような状況でもありません。
そんな私にとって、実家はとても安らげる場所です。私はリフレッシュするためにノノカを連れて、2人で帰省することになりました。
【第2話】へ続く。
|
|