F1誘致を目指す大阪観光局が『大阪モータースポーツ推進協議会』を発足。JRP近藤真彦会長や脇阪寿一が参加

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2024年07月23日 17:20  AUTOSPORT web

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2015年に大阪府、大阪市、経済団体らが主催した『御堂筋オータムパーティー2015』では、大阪府出身の中野信治が御堂筋をフェラーリの2003年型F1マシン『F2003-GA』でデモ走行を実施している。
 公益財団法人大阪観光局は7月23日、同局を事務局とする『大阪モータースポーツ推進協議会』の発足を発表した。

 大阪モータースポーツ推進協議会は、2024年1月に大阪観光局が「大阪へのF1グランプリ誘致を目指す」という意思を発表したことを受け、F1グランプリを含めたモータースポーツの理解促進と機運醸成を目的に設立されたものだ。

 2024年8月に第1回の会議を開催する予定とのことで、モータースポーツに知見を持つ9名の有識者が参加するとしている。

 有識者のなかには全日本スーパーフォーミュラ選手権を主催する日本レースプロモーションの近藤真彦取締役会長、レーシングドライバーであり、スーパーGT GT500クラスに参戦するTGR TEAM SARDの監督を務める脇阪寿一、トライアルライダーの小川友幸らの名前が並んだ。

 会議では、モータースポーツを誘致する意義やさまざまな産業活性化と経済波及効果、住民理解の促進、安全安心なモビリティ社会への貢献などの角度から議論が行われる予定とのことだ。

 大阪観光局は「有識者それぞれの立場から、モータースポーツに関する様々な観点で情報提供をいただき、モータースポーツの正しい理解と機運醸成を目指し、大阪観光局から広く発信してまいります」としている。

 また、大阪モータースポーツ推進協議会の会長を務める大阪観光局の溝畑宏理事長は「今年1月にF1グランプリの誘致に挑戦することを発表して以来、さまざまな関係者やファンの皆様から多くの意見を頂戴してきた」と、コメントした。

「我が国では、モータースポーツが一部のマニアの方だけのレースとして偏って見られている傾向があるが、ダイバーシティが進んでおり、あらゆる人が楽しめるスポーツとなっている。また、カーボンニュートラルなど環境にやさしいモビリティの実験場という性格もある」

「さらに、野球における大谷翔平選手のように、モータースポーツ選手が欧州はじめ海外諸国と同様、日本でも子供達の夢と希望の対象として脚光を浴びるようになれば、モータースポーツは活性化すると確信している。モータースポーツの正しい理解と発展に貢献できるよう、有識者の皆さまとしっかりと議論を重ねたい」

 7月23日発表の会議参加メンバーは以下のとおりだ。

・会長
公益財団法人大阪観光局 理事長 溝畑宏

・観光・まちづくり有識者
株式会社ケイオス 代表取締役 CEO 澤田充

・モータースポーツ有識者
株式会社日本レースプロモーション 取締役会長 近藤真彦
レーシングドライバー 脇阪寿一
TEAM MITANI Honda トライアル国際A級スーパークラス ライダー 小川友幸

・モータースポーツメディア
Motorsport.com日本版 編集長 田中健一

・エンタテイメント有識者
アビームコンサルティング株式会社 顧客価値創造戦略ユニット マネージャー 澤井一人

・地元関係者
株式会社コーニッシュ 代表取締役 今村聖三

・ダイバーシティ
株式会社チームマリ 代表取締役 井形とも

・学識者
千葉工業大学 常任理事 未来ロボット技術研究センター 所長 古田貴之

・事務局
公益財団法人大阪観光局 事務局長 MICE 政策統括官 兼 万博・IR 推進統括官 田中嘉一

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