熟達体験というのは「いままでできなかったことや分からなかったことに挑戦し、熟達する」という体験です。熟達体験はレジャーとしても楽しめるだけでなく、仕事のパフォーマンスの向上も期待できます。
レジャーとしての熟達体験
熟達体験とは、いわば「挑戦」です。休日にやったことのないスポーツに挑戦してみたり、いままで解けなかったパズルを解いてみたり、知らなかった分野について勉強してみたりして「できなかったことができるようになる」経験がリフレッシュにつながると期待できます。生産性を高める熟達体験
パフォーマンスの高い高齢者「スーパーエイジャー」達は、新しい挑戦を好む傾向があるという研究もあります。スーパーエイジャーは年齢を重ねても、常に新しいことに挑戦し続けることで、精神を若々しく保ち、記憶力がいいなどの高いパフォーマンスを維持しています。小さな挑戦でも大きな効果
私の場合、「次の休日には、家族で新しいボードゲームを遊んでみて、攻略法を考えよう」とか、「はじめての料理を作ってみて、料理の腕をあげよう」とか、「生成AIで新しい仕事のプロセスを作ってみよう」といった小さな挑戦を普段から取り入れるようにしています。
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熟達できず「挫折体験」になっても糧になる
「熟達経験」には挫折もつきものです。たとえば筆者は囲碁が好きなのですが、好きなわりにはなかなか上達しません。インターネットでオンライン囲碁をすることもあるのですが、かなりの頻度で対戦相手にボコボコにやられます。せっかく努力しても結果が出ない挫折はつらいものですが、それ以上に「挫折から立ち直る経験」には価値があります。負けたことを糧に「次はどうすれば勝てるか?」とか「こういう作戦はどうか?」と試行錯誤したり、その試行錯誤が実ったりする経験があると、挫折したときに「なんとかなる」と前へ進む精神力になります。
まとめ
「熟達経験」は家庭と仕事を充実させる金持ち習慣です。小さな挑戦でも効果は大きいです。日常に新しい刺激を与えることで、プライベートの満足度も仕事のパフォーマンスも向上も一挙両得できるでしょう。「さいきん、仕事も家庭もマンネリ化してしまったなぁ」という方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))