俳優の筧美和子が、2025年秋公開予定の映画『オオムタアツシの青春』で主演を務めることが26日、発表された。2013年に恋愛リアリティーショー『テラスハウス』に出演し、一躍注目を浴び、14年に俳優として本格デビュー後は、多数のドラマや映画に出演してきたが、映画への主演は初めてとなる。
【発掘写真】「テラハ」出演時の美和子 今月下旬から撮影がスタートするにあたり、筧は「今回は初めて映画での主演という大役を任せていただき、うれしいのと同時にたくさんの課題も乗り越えていければなと思っています。心強いキャスト、スタッフの皆さんと良い映画づくりをしていきたいです」と、コメント。劇中では、幾多の苦難にも負けず、自分の店づくりと菓子づくりに奮闘し、人生の新たな一歩を踏み出すパティシエ役に挑む。
映画の舞台となるのは、炭坑節で知られる福岡県大牟田市。かつては炭鉱町として賑わい、昭和の風情が色濃く残る。近年はリノベーションによるまちづくりでも注目を集めている。
監督は、『いのちスケッチ』『恋のしずく』『ラーメン侍』など、地域・グルメをモチーフにした作品に定評がある瀬木直貴が手がける。「筧美和子さんの新たな魅力を引き出したい」と意気込んでいる。
■主演:筧美和子(五十嵐亜美役)のコメント
主演の五十嵐亜美を演じさせていただきます。今回は初めて映画での主演という大役を任せていただき、うれしいのと同時にたくさんの課題も乗り越えていければなと思っています。心強いキャスト、スタッフの皆さんと良い映画づくりをしていきたいです。
以前、映画撮影で大牟田市にお世話になったことがあり、街の皆さんがあたたかく迎え入れてくれ、すごく好きになった街だったのでまたこうして映画撮影で関わることができてすごくうれしく思います。
映画の内容としても大牟田を通してさまざまな境遇の人たちがつながっていくお話になっているので大牟田で過ごし、さまざまなものを吸収しながら撮影ができると思うととてもうれしいです。完成を楽しみにしていてください。
■監督:瀬木直貴のコメント
俳優にとって一生に一度しかない「初主演映画」の大切さは言うまでもありません。この度、筧美和子さんの初主演の現場にいられることの幸せをかみ締めるとともに、強い覚悟を持って撮影に臨みます。
主人公の亜美は、熱いエネルギーが体の芯に充満した、言葉よりも思いが先走るタイプの女性です。そんな役柄を、包み込むような柔らかな空気感と堪らない透明感をもつ筧美和子さんがどう演じるのか、役とご本人の間でどのような化学反応が生じるのか、一観客としても興味は尽きません。筧美和子さんの新たな魅力を引き出したいと思います。ご期待下さい。