スティッフパーソン症候群で闘病中の世界的歌姫、セリーヌ・ディオン(56)が26日(日本時間27日)、パリ五輪の開会式に大トリで登場。エッフェル塔の特設ステージでシャンソンの名曲「愛の讃歌」を歌う“復活唱”で世界中が感動に包まれた。
【写真】エッフェル塔で「愛の賛歌」を歌ったセリーヌ・ディオン 映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の大ヒットで知られるセリーヌは、全世界累計アルバム・セールス2億枚超、グラミー賞5冠、アカデミー賞2冠を誇る世界的歌姫。2022年12月、進行性の自己免疫系神経疾患 スティッフパーソン症候群の診断を受けたことを告白し、予定されていたツアーをキャンセルした。
そのセリーヌが、セーヌ川沿いで開催された開会式の最後に登場。エッフェル塔から「愛の讃歌」をフランス語で歌唱。パリの夜空に高らかに圧巻の歌声を響かせ、開会式のフィナーレを飾った。
1996年のアトランタ五輪以来28年ぶりとなる五輪開会式での歌唱を終えたセリーヌはSNSを更新。「今夜こうやって歌うことができたことに心から感謝いたします。そして、犠牲や決意、苦痛、忍耐といった物語を持つすばらしい選手たちを讃えることができたが何よりも幸せです。あなたたちを誇りに思います」と伝えた。
この投稿にレーベルメイトのシンディー・ローパーは「あなたは私のインスピレーションの源よ」とコメント。世界中からセリーヌへの賛辞が集まっている。