ブルースクリーン問題の米CrowdStrike、「Uber Eats」10ドル分の詫びクーポンを配って苦笑される

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2024年07月29日 12:11  ITmedia NEWS

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CrowdStrikeのジョージ・カーツCEOの投稿(Linkedinアカウントから引用)

 ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(7月20〜26日)


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 ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は7月20〜26日までの7日間について集計し、まとめた。


 先々週に続き、先週のアクセスランキングにも、世界同時ブルースクリーン問題が入った。


 世界850万台のWindows端末が影響を受けたとされるこの問題。元凶となった米国のセキュリティベンダーであるCrowdStrikeは25日(現地時間)、「現在、Windowsセンサーの97%以上がオンラインに戻っている」と報告した。残り3%(単純計算で約25万台)はまだ影響を受けている可能性がある。


 米TechCrunchなどの報道によると同社は、被害にあった企業やエンジニアに対して「コーヒーをおごります」と、Uber Eatsの10ドル分のクーポンを配ったらしい。ただ、あまりに多くのクーポンが同時に使われたため、Uber側に詐欺だと誤判定されたようで、途中からエラーで使えなくなったとか。


 この姿勢には世界中のユーザーが苦言を呈しており「企業に億単位の損失を出したのに、10ドルのギフトカードを送るって、どういうこと?」「笑える」「バカにしてるの?」などのコメントがXに投稿されている。


 日本では、ソーシャルゲームなどがサービスを中断した場合、謝罪として“詫び石”と呼ばれるデジタルアイテムが配られることがある。また以前は、大規模な情報流出を起こした企業が、対象のユーザーに数百円分の金券を配るケースもあり「自分の情報は数百円程度の価値なのか」と騒ぎになることもあった。


 ブルースクリーン問題の被害は、クライアントの企業活動を止めてしまうレベルであり、Uber Eats10ドル分ではとてもペイする規模ではない。10ドル分の“詫びクーポン”は、焼け石に水どころか、火に油を注ぐ結果になってしまったようだ。


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