メルセデスAMGがモータースポーツ部門を再編。GT3後継モデルの開発を目的とした新子会社を設立

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2024年07月29日 17:10  AUTOSPORT web

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メルセデスAMG GT3エボ(マッドパンダ・モータースポーツ) 2024スパ24時間公式テスト
 メルセデスAMGは7月25日、新型GT3マシンの開発を統括する子会社の設立を含むモータースポーツ部門の再編を発表した。

 先週木曜日に発表された新会社アファルターバッハ・レーシングGmbHは、メルセデスAMGのモータースポーツ部門スタッフと密接に連携する。同社はAMGの他の部門と同じくドイツ、アファルターバッハに拠点が置かれる予定だ。

 この新会社は、2016年にデビューし2020年に“エボ”アップデートを受けた現行の『メルセデスAMG GT3』の後継モデルを開発するために、「広範な技術的専門知識」を活用するという。

 ドイツのブランドは、昨年発表された最新世代の2ドアロードカー、メルセデスAMG GTの派生モデルを次世代GT3カーのベースとすることを明らかにしているが、メルセデスAMGのカスタマーレーシング責任者であるステファン・ウェンドルは以前Sportscar365に対し、2025年に新型車をデビューさせる計画は除外されたと語っていた。

「アファルターバッハ・レーシング社の設立によって、カスタマーレースに対する我々の長期的かつ持続的なコミットメントを再確認できることを大変嬉しく思う」と語るのは、メルセデスAMGモータースポーツの責任者であるクリストフ・サゲミュラー。

「これにより、私たちは非常に成功しているグローバルGTカスタマースポーツプログラムをさらに拡大しようとしている。その第一歩として、新会社は新型GT3レーシングカーの開発に注力し、安全で信頼性が高く、勝利に貢献できる車両を世界中のカスタマーに提供し続けることができるようにするつもりだ」

 新しい子会社の設立に加え、メルセデスAMGは長年のパートナーであるHWAとの関係をさらに強化することを目指しており、カスタマーレーシング部門を引き継ぐための協議を進めていることも明らかにした。

「計画されている統合は、将来的にメルセデスAMGカスタマーレーシングの高い水準をさらに拡大することを目的としている」とドイツの自動車メーカーが発表した声明には記されている。

「この統合には、開発ノウハウの集約に加え、レーストラックでの国際的なカスタマーサービスや、ヨーロッパ、アメリカ、中国、オーストラリアでのスペアパーツサポートも含まれる」

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