【写真】サイズ感も堪らない! <大人の感情>と並んだときのイイナー
小さい体に大きくてキラキラした目が印象的なイイナーのデザインを手掛けた村山は、「イイナーは実はチームがすごく苦労したキャラクターなんです。嫉妬はあまりかわいい感情じゃないので、どのバージョンのイイナーも『あまり可愛くないね。好きになれないね』という意見があったんです」と制作当時を振り返る。
しかしある日、プロダクションデザイナーとケルシー・マン監督が「いいなぁ、うらやましいなって“雨に濡れた子犬”みたいな顔しているのはどう?」と言ったところからイイナーの方向性が決まったそう。
「そこからは雨に濡れた子犬、細かく言えばコッカー・スパニエルの子犬の写真をたくさん検索しました(笑)。あと、Envy(イイナー)という言葉はinvidia(インヴィディア)という目に関する言葉からきているので、目をキラキラに強調しました」と、いつも誰かを羨んでいるイイナーのキャラクター性を表現するために試行錯誤したことを明かした。
さらに、マン監督は「イイナーの目がとても大きいのは、ディズニープリンセスみたいにいつも『私もああだったら良いのに』『あそこに行けたら良いのに』などとほかの人を見て“羨ましい”と思うからです。イイナーの目にはバリエーションをいくつか作りました。基本のものと、もっと大きいもの、そしてアニメのようにきらきらしているものがあるんですが、それはイイナーがものすごく強く羨ましいと思っていて物語の中でも鍵となるシーンに使いました」と語る。
|
|
アニメ映画『インサイド・ヘッド2』は全国公開中。