ブリジット・バルドーは、1960年代を代表するフランスの女優でありファッションアイコン。「ベベ(BB)」という愛称で親しまれ、当時の社会による性的抑圧を跳ねのける自由奔放な女性像を体現した。哲学者・作家のシモーヌ・ド・ボーヴォワール(Simone de Beauvoir)は同氏を「女性史を推し進める機関車」と呼び、戦後フランスで最初の、そして最も解放された女性と紹介した。
今回公開される作品は、50年代の初期作品から70年代までの主演作10本と日本初上映となるドキュメンタリーの計11本。4Kレストア版での上映となる「殿方ご免遊ばせ」や「私生活」、劇場初公開となる「恋するオペラ」や「花嫁はあまりにも美しい」などをラインナップする。
メインヴィジュアルは、「花嫁はあまりにも美しい」のワンシーンを使用した1950年代モノクロバージョンと「私生活」のワンシーンを使用した1960年代カラーバージョンの2種類を用意する。