米Googleは8月5日(現地時間)にAndroidの、6日にPixelの月例セキュリティ情報の8月版を公開した。Pixelシリーズでは、幾つかの改善や修正も行われる。
セキュリティ関連は、Android全体では「重大」1件を含む46件の、Pixelでは5件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正される。
「重大」な脆弱性は、「CVE-2024-36971」として追跡されているゼロデイ攻撃で悪用可能なものだ。Linuxカーネルのネットワークルート管理における解放後使用(UAF)の脆弱性で、システム実行権限があれば、特定のネットワーク接続の動作を変更できてしまう。
Googleは、この脆弱性で「限定的かつ標的を絞った悪用を受けている可能性がある」としている。
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Pixelスマートフォンでは、以下のバグ修正と改善が含まれる。()内は対象となるモデルだ。
・特定の状況下で画面の明るさがちらつく問題を修正(Pixel 8/8 Pro)
・特定の状況下でのディスプレイの性能と安定性を全般的に改善 (Pixel 8)
・特定の状況下で工場出荷時設定にリセットした後、端末が再起動ループに陥ることがある問題を修正 (Pixel 6/6 Pro/6a)
・特定の状況下で画面ロックのないユーザーから画面ロックのあるユーザーに切り替える際の安定性の問題を修正(すべてのモデル)
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なお、今月はPixel Watchにはセキュリティ更新以外のバグ修正や改善などはない。
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