中村倫也「作る意義があるドラマだと実感」 NHK土曜ドラマで初の医者役

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2024年08月07日 14:21  cinemacafe.net

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中村倫也「Shrink(シュリンク)ー精神科医ヨワイー」出演者会見
NHK土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)ー精神科医ヨワイー」の出演者会見が8月7日、東京・渋谷区の同局放送センターで行われ、主人公の精神科開業医・弱井幸之助を演じる中村倫也、看護師・雨宮有里の土屋太鳳が出席した。

夏休みの終わりに不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生きづらさに限界を感じている社会人、そして、精神疾患を治療中の患者や介護に奔走している家族など、幅広い世代の方々の心にまっすぐ届ける「観るカウンセリング」ドラマ。原作は、七海仁/漫画・月子による同名コミックだ。

今回、初めて医者を演じる中村は「何とも言えない気持ちになるニュースが多い時代、精神医療を扱う内容で、作る意義があるドラマだと実感しております」と本作の意義を強調。

「今回は分厚い本を10冊くらい読みましたが、キリがなくて。学ぶことで、言葉にリアリティを乗せたかったし、悩んでいる方も見てくれるかもしれないので、中途半端なことができない。責任重大なだと思った」と、役作りに込めた思いを語った。

また、「主演だけど、主演じゃない不思議な感じ」とも語り、「物語の主は、病とそれに向き合う患者さん。僕自身もそこにフォーカスしてほしかったので」と手応えを示した。

土屋は「大切なことに向き合う、心の根っこを温かくできる作品になっている」と魅力を語り、中村との共演を「現場と作品の空気をふわ〜んと重ねて、溶け込んでいく方。自分の作品を見るのは苦手ですが、そういった不安や緊張も、倫也さん演じる弱井先生が温かく凛とした眼差しで包んでくれた」とふり返った。

また、「寄り添うことも、助けを求めることも、どちらも難しいこと。歯が痛くて、歯医者に行くように、心に必要ないものを抜いてくれる、時間と場所がもっとあっていいのかな」と精神医療の意味に対する考えを披露した。

<出演者/役名/役どころ>

●中村倫也/弱井幸之助
新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営している。のんびり屋だが有能で、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与える。

●土屋太鳳/雨宮有里
ひと言多いが、思いやりに溢れた看護師。初めて精神科で働くことになり、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。弱井が抱える悲壮な過去を知らずにいる。

土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」は8月31日より毎週土曜22時〜NHK 総合、毎週土曜9時25分〜BS プレミアム4Kにて放送(全3回)。




(シネマカフェ編集部)

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  • 「失恋したペットが死んだテストの点が悪かった、ちょっと落ち込んだら予約とって会いにに行くソレが精神科」→「そんなことで精神科に?」→「そんなことで精神科にかかっちゃダメですか?」…原作1話だけでも読んで。
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