【写真】“八虎”眞栄田郷敦の両親役・石田ひかり&ずん・やすがサプライズ登場!
本作は、累計発行部数700万部超の山口つばさによる同名漫画の映画化。からっぽだった高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘する姿を描く。
舞台あいさつでは、大きな拍手で迎えられながら劇場後方より登場したキャスト陣。眞栄田は鮮やかなブルーのスーツに身を包み、「こんなにたくさんの方々に来ていただいて嬉しいです」と緊張しながらも満席の会場を見渡し、公開初日を喜んだ。萩原監督も「この日を迎えることができて感無量です。この日のことを1年間想像していたので嬉しいです」と公開の喜びを噛み締めた。
前日は全く眠れなかったという眞栄田。それに対し、高橋、板垣、桜田は「爆睡でした!」と勢いよく即答し客席から笑いが起こるが、監督は眞栄田と同じく「あまり眠れず4時に起きました(笑)」と公開初日にかなり緊張している様子だった。
一足早く作品を観た観客から、感動した、泣いたと声が上がる本作だが、作中の特に熱かったシーン、これは刺さったと思うセリフを問われたキャスト陣。眞栄田は「お母さんとかお父さんとか、家族のシーンは特に刺さるなと思いました」と、受験に向かう高校生の親御さんの気持ちや本人の気持ちは演じていても刺さったと感慨深げ。
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それに対し眞栄田も「あそこのシーンは、キャラクター同士だけでなく、役者同時でもグッと距離が縮まったシーン」と高橋との距離も縮まったシーンだったと撮影中のエピソードを語った。
八虎の最大のライバルである高橋世田介を演じた板垣は、「世田介は八虎に対して言葉が強いんですけど、その中でもツンツンツンツンデレツンの『デレ』に命をかけていました」と、世田介の可愛らしい部分を熱く演じたと語り、こだわりのエピソードに観客からも笑いが起こった。
桜田は「学校から予備校にパートが変わった瞬間に(作中の)空気感がガラッとかわった」と話し、さらに「1人1人が持っている熱さにより一層引き込まれた」と作品の中での熱いポイントを披露した。
ちょうど1年前に撮影をしていたという本作。キャスト一同で撮影を振り返り、眞栄田は「それぞれの役がそれぞれじゃないと出来なかった。八虎としても役者としても皆さんに引っ張ってもらって、本当にこのメンバーでよかった」と共演者への感謝を述べた。
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マイクを渡された石田は、「夢を追う若者の情熱や苦悩、それを支える大人たちのかっこいい物語が、監督、皆さんのお陰で出来上がりその一員になれたことを嬉しく思います」と感謝。さらに、劇中で八虎が「本当に絵が好きなんだ」と石田演じる母に伝えるシーンは今でも思い出すと話し、「八虎演じた眞栄田の必死な目が忘れられない」と撮影エピソードも語った。
眞栄田も「ぶつかるシーンもわりと激しめにぶつかりましたし、自分の母と重なる場面もありました。合格発表後に電話するシーンでお母さんの声が今でも思い出すと泣きそうになるぐらい優しくて、すごく素敵な両親だった」と、感謝の気持ちを伝えた。
母と息子のエピソードに浸る中、MCから「もしかしたらお父さんも見に来てくれてるかも!?」と声が上がると、石田は「それはないです!(笑)」と即答。すると、「ちょっとちょっと〜」と客席から声があがり、父親役を演じたやす(ずん)も客席からサプライズで登場した。
実はイベントの最初から客席に座っていたやすに気付いていたという眞栄田。「(やすさんの姿を見たら)全部言うこと飛んじゃって。僕の調子が狂っていたのは、やすさんのせいです(笑)」と、プチ家族喧嘩がぼっ発した。父親役のやすからも「息子がお世話になっております。ちょっとしか出ていないんですけれども、映画をたくさん観ていただきたい」との言葉が贈られ、客席からは大きな拍手が送られた。
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映画『ブルーピリオド』は公開中。