『音が出たら負け』(19日放送 後8:00)の収録を終え、7人組女性アイドルグループFRUITS ZIPPERのメンバー・仲川瑠夏と櫻井優衣は、元気にあいさつをしながらかけ足でスタジオに登場した。そしてキャプテン・オオサワと対面するやいなや「なんだか、いまにも空を飛びそうな感じですね」と、2人でツッコミ。現場の雰囲気が一気に華やいだ。温かな空気に包まれながら、この日も謎のライターがゲストの出演番組やプライベートについて直撃する『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)収録がスタートした。
【写真】キュートな表情で意気込む仲川瑠夏&櫻井優衣■賞金の使い道は「肉&寿司パーティー」
ゲームバラエティー『音が出たら負け』は、音が出たら即失格というたった1つのルールで行われる。出演者は、図書館レベルの静けさである50デシベルを超える音を出さないよう、ゲームを遂行する。観ている方も思わず息をのむハラハラ&ドキドキの内容だ。
収録直後の2人に感想を聞くと、仲川は「すごく楽しかったのと、それと同じくらい難しかったです。この日に備え、心を落ち着かせるために写経をやってきたのですが、あまり効果はありませんでした」と苦笑い。櫻井は「前回の映像を事前に観させていただいて、そのときは難しそうだなとは思いましたが正直、できないこともないかなって思っていたんです。でもいざやってみたらいろいろと読みが甘かったです。特に本番ならではの張り詰めた空気感といいますか、これまでにない緊張感を感じました」と笑顔で振り返る。
出演オファーを受けた心境について仲川は「聞いた瞬間は緊張が走りました」と続ける。
「バラエティー番組の中でも、自分たちがゲームにチャレンジするということが初めてだったので、どうなるのか心配でした。でもその反面、大好きで憧れていた番組でもあったのでうれしかったです。『ようやくこのときがきたーー!』みたいな(笑)」
櫻井も緊張こそしたが、とにかくうれしかったと笑顔で語る。
「体を動かすことが大好きなので、オファーをいただいてすごくうれしかったのと、私の勇姿を視聴者のみなさんに観ていただけると思うと、だいぶテンションが上がりました」
2人はFRUITS ZIPPERの中でも仲が良いそうだが、関係性としては櫻井が仲川に頼ることが多いという。櫻井が申し訳なさそうに語る。
「私は普段のライブのときもそうなのですが、とにかく”緊張しい”で、本番にめっちゃ弱いんです。今回も本番前に『大丈夫だからね!』って、励ましてもらいました」
仲川が「今回は2人1組で進むステージがあるのですが、そこは優衣ちゃんに任せて、私はサポート役に徹しました」と語ると、櫻井が改めて補足した。
「というのも、私は瑠夏の俊敏さについていけないと思っていたので、”サポート”というと聞こえがいいですけど、じつは瑠夏には、私のペースに合わせてもらっていたんです。そういう意味では私、2人1組のステージでも瑠夏に全力で頼りきっていました(笑)」
そうはいうものの、仲川にとって、収録中の櫻井の姿は意外だったという。
「優衣ちゃんのパフォーマンスが、私の期待を大きく上回ってくれたことは、本当にびっくりしました。収録が始まる前はいつも通り、『失敗しちゃうかな』って思っていたんです。でもいざスタートしたら、めちゃくちゃ頑張ってくれて。しかも上手だったから余計に驚きました。正直、ちょっと優衣ちゃんのことをナメていました。ごめんね(笑)!」。これを聞いた櫻井は「わあ、そうやって思ってくれていたんだね! うれしい(笑)!」と大喜び。
さらに同番組のタイトル『音が出たら負け』にちなみ、2人は普段、音を出す(うるさい)タイプなのか聞くと仲川は自らを「グループの中では、そんなにうるさくないと思います。静かにしてって言われたら、ちゃんと静かにしているタイプかな」と評するも、櫻井は「瑠夏はグループで一番元気だと思います」ときっぱり。そこには、仲川の“特異”な体質が関連しているそうで。「じつは…」と仲川が口を開く。
「私、何の前ぶれもなくしゃっくりが出てしまうんです。しかも、普通のしゃっくりって、何度も出て止まらないものじゃないですか。でも私の場合は、なぜか一発で終わるんです。だから収録のときはしゃっくりが出ないか、別の緊張も強いられていました(笑)。たった一発ですがけっこうな大きさなので、確実に50デシベル以上は出ていると思います(笑)」
なお優勝者には賞金が贈られることになっているが、獲得したときの使い道はすでに決まっているそう。2人そろって「おいしいお肉とお寿司を食べたい!」と、きっぱり。どちらが食いしん坊なのか聞くと、仲川は「私のほうが大食いだと思います。特に食べ放題だとエンジンがかかってしまって、とにかく“もと”をとることに必死で(笑)」
これに対し櫻井は「これは瑠夏に限らず、FRUITS ZIPPERのメンバー全員大食い。少食いません。みんなびっくりするくらい食べますから(笑)」
■櫻井「絶対にイヤ」、 “苦手なもの”明かす
後半パートでは『音が出たら負け』というタイトルにちなみ、2人にとって苦手なものをフリップに書いてもらった。仲川は「ナスが本当に大嫌い。まず食感が苦手で、なんか変な歯ごたえじゃないですか。あれが歯に響くといいますか…。小学校の頃に給食で食べて以来、口にしていません」と回答。続いて櫻井が書いたのは「痛み」。「痛いことであれば、ほんのちょっとのものでもダメです。例えば紙で指先を切っちゃうとかあるじゃないですか。あれくらい些細なものでも絶対にイヤです」と回答した。
とはいえ罰ゲームでのビリビリ椅子など、バラエティー番組と「痛み」は、セットになっていることが多い。今後の芸能活動を考えると、乗り越えなければならない試練とも言えそうだ。そのことについて触れると「たしかに!でも痛いのは絶対にイヤなので、今後バラエティー番組に出演する機会があったら、罰ゲームを受けないように頑張ります!」とした。
最後に、番組の見どころを再びフリップに書いてもらった。書かれていたのは「絆」。
仲川は「今回初めて出演させていただいて改めて思ったのが、絆が深まる番組だなということ。『音が出たら負け』は、私たちFRUITS ZIPPERだけでなく、ほかの共演者の方々とも絆が深まる、とても素敵な番組です。私たちは心の底から楽しめたので、そのポジティブなテンションが、視聴者のみなさんにも伝わると思いますので、ぜひご覧になってください!」
櫻井も笑顔で「ハラハラドキドキするシーンが盛りだくさんなので、テレビを観ていたら絶対に『わあーっ!』って声が出ちゃいますよ。あとゲームが簡単そうに見えるので、『もっとこうすればいいのにな』とか、自分自身と重ね合わせて見入ってしまうシーンがたくさんあると思います。本当はめちゃくちゃ難しいんですよ(笑)。そういう部分もぜひ楽しみにしていてください」とアピールした。
※取材の模様は、18日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 深1:25)でもご覧いただけます。