トッテナム在籍10年目のソン・フンミン、悲願のタイトル獲得へ闘志「優勝し、レジェンドになりたい」

　トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンがタイトル獲得への意気込みを語った。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　現在32歳のソン・フンミンはハンブルガーSVやレヴァークーゼンを経て、2015年夏にトッテナムへ完全移籍で加入。すぐさま前線の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算409試合の出場で162ゴール84アシストをマークし、2021−22シーズンにはアジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝いた。昨年夏には元フランス代表GKウーゴ・ロリスの後を継いでキャプテンに就任し、チームを牽引している。

　そんなソン・フンミンは2024−25シーズンでトッテナム在籍10年目を迎えた。ここまでクラブ歴代4位の得点数を記録し、チームの勝利に貢献しているものの、メジャータイトルを獲得することはできていない。同選手は在籍10年目を迎えたことについて「10年間も同じクラブにいることは良いことだと思うし、このクラブに恩返しをしなければならない」と言及しつつ、次のようにタイトル獲得への並々ならぬ思いを口にした。

「僕は自分のことをこのクラブのレジェンドだとは思っていないよ。スパーズで優勝し、レジェンドと言われるようになりたいんだ。僕はトロフィーを勝ち取るためにこのクラブへ加入したし、今シーズンを特別なものにしたいと思っている」

　アンジェ・ポステコグルー監督体制初年度の昨シーズンは、ハイプレスとハイラインを基盤とした攻撃的なサッカーを披露し、開幕直後から10戦無敗を記録。最終的には5位という成績に終わったものの、ヨーロッパリーグ（EL）出場権を獲得し、2年目への期待が膨らむシーズンとなった。ポステコグルー監督の下、そしてキャプテンとして迎える2シーズン目に向けて、ソン・フンミンは次のように意気込みを示した。

「自分がどこに到達すべきかという目標は設定していない。例えば10ゴールが目標だと言った場合には、6試合で10ゴールを決めてしまえば目標を達成したことになる。それで十分だとは思わないし、可能な限り努力したいと思っている。チーム、個人、全ての面でより高い場所へ行きたいと思っているよ」