入社3年目の社員が企画して50万個の大ヒット、「ゴリラのひとつかみ」がさらにパワーアップ

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2024年08月28日 18:01  BCN+R

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「スーパーゴリラのひとつかみ」を企画・開発したドウシシャ 生活家電商品DIVの水島英恵さん
 ドウシシャは8月28日、生活家電商品DIVに所属する入社3年目の社員、水島英恵さんが企画・開発して、SNSで「痛気持ちいい」と話題になり累計50万個の大ヒットになった健康家電「ゴリラのハイパワー」シリーズの第3弾となる「スーパーゴリラのひとつかみ」を発表。9月中旬に発売する。価格は6600円。

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●開発のきっかけは「サンプルを間違って依頼」

 新製品を発表するにあたり、水島さんはこれまでの開発経緯を披露。商品企画開発に異動したのは前年度で、それまでまったく別の部署に所属していた。初めて携わった商品企画と開発で、24年2月にふくらはぎをケアする第1弾「ゴリラのひとつかみ」を、同年6月に足裏をケアする第2弾「ゴリラのひとつき」を発売した。

 発売後、SNSなどで話題になり、1カ月で10万個の受注を達成。店頭で品切れになりお詫びのPOPを掲載するほどの人気商品となった。現時点でシリーズ累計50万個の受注をたたき出している。

 水島さん自身、健康家電を使ったことがなかったということで「まったくの素人だった」と語る。だからこそ、自分と同じように使った経験のない人たちが使ってもらえるようにするにはどうすればいいかと悩んだ。

 その結果、生まれたのが「ゴリラのひとつかみ」というネーミングと、片足だけの購入しやすい価格設定、キャラクターを際立たせたパッケージだった。

 第1弾の開発きっかけは「そもそもサンプルを間違えて依頼して、痛すぎる製品をつくってしまったこと」と振り返る。だが使ってみるとその痛さがスッキリして気持ちよく感じ、面白いのではないかということから開発を進めたという。

●通常版では物足りない人向けにさらにパワーアップ

 SNSでは「痛い」という声が挙がる一方で、一部に「最初は叫ぶぐらい痛かったけど体が慣れ始めてるのか物足りなさを感じ始めてる」といったコメントに注目。水島さんも「そういう人がいつか出てくるのではないか」と思っていたそうで、そうした期待に応えるために開発したのが今回の「スーパーゴリラのひとつかみ」だ。

 通常版では物足りなさを感じている人向けに、よりハイパワーのふくらはぎケアを実現する。コンパクトながらエアがふくらはぎをピンポイントでケアする。

 今回、エアの時間などの仕様を見直して、さらに痛気持ちいいを実感できるようにした。また、取扱上の注意として、アイコンのゴリラがふくらはぎをつかんでいるイラストの下に、「※とにかく痛いのであざが出来やすい人や骨が弱いと思われる人はご使用しないでください。」、側面には「安全上のご注意」と記載した。

 強さの調整は弱・中・強の3段階。モードはオートのみの簡単操作も特徴だ。電源を入れて10分後に止まる「10分オフタイマー」を搭載。風呂上がりのパックやスキンケアをする時間を目安に設定した。

 エア圧力は最大約60Kpa。サイズは幅60×奥行き20×高さ3cm(展開時)、質量は約350g(ACアダプター含む)。(BCN・細田 立圭志)

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