ボーフムがバーミンガム所属の日本代表MF三好康児の獲得を検討しているようだ。30日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
1997年3月26日生まれで現在27歳の三好は川崎フロンターレの下部組織出身で、2015年にトップチーム昇格を果たした。その後は北海道コンサドーレ札幌と横浜F・マリノスを経て、2019年8月にロイヤル・アントワープにレンタル加入し、翌年夏に完全移籍への移行が決定。同クラブで公式戦通算92試合出場10ゴール9アシストという成績を残すと、昨年夏には当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガムへ活躍の場を移した。
昨シーズンは中盤の攻撃的ポジションを幅広く務め、公式戦48試合の出場で7ゴール6アシストをマークするなど主力として活躍。在籍2年目の今シーズンもEFLリーグ1(3部リーグ相当)とカラバオカップを合わせてここまで4試合で起用されている。
そんな三好にブンデスリーガ移籍の可能性が浮上しているようだ。報道によると、ボーフムが同選手に対して関心を寄せており、移籍市場最終盤でのオファー提示に向けて準備を進めているとのこと。バーミンガムとの現行契約が2025年6月末で満了となる三好の移籍金は、100万ユーロ(約1億6000万円)を下回る見込みと報じられている。
1938年創設のボーフムはノルトライン・ヴェストファーレン州に拠点を置くクラブ。2010−11シーズンから長らく2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に身を置いていたものの、2021−22シーズンよりトップリーグに復帰。昨シーズンは昇降格プレーオフに回ったが、日本代表MF田中碧とU−23同国代表DF内野貴史が所属するデュッセルドルフを下し、残留を決めた。
なお、ボーフムにはかつて元日本代表MF小野伸二氏や田坂祐介氏のほか、現清水エスパルス所属のFW乾貴士、現マジョルカ所属の日本代表FW浅野拓磨も在籍。また、Jリーグでも長く活躍した元北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ)氏も活躍していた。