生成AIツールの「ChatGPT」を使えば、タスクの洗い出しやスケジューリング、時間配分などをスマートに行える。生成AIから出力された内容がそのまま活用できなくとも、チェックリストのひな型を素早く出力することで、人力での作業負担を減らせるはずだ。
今回はこうしたスケジューリングに関して考えられる3つの使い方を紹介するので、ぜひご自身のアカウントでも試してみてほしい。
●(1)タスクを細分化してチェックリストを作成する
目的に対してタスクを整理する上で、ChatGPTを使えば作業を時短できる。例えば、旅行に必要な準備を考える際に、ChatGPTにチェックリストを作成してもらえば、準備すべきタスクの一覧をひな型としてすぐに用意できるだろう。
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出力後、人力で過不足をチェックしていけば、旅行の支度もスムーズになるはずだ。
また、機密情報の扱いにさえ気を付ければ、ビジネスシーンでも会議やプロジェクト、食事会などの準備といった用途で応用が効くだろう。
●(2)チェックリストを元にタスクの時間配分をする
作成したタスクに対して、制限時間を設定して内容を分配することもChatGPTに任せてみよう。例えば、「あと3日間で準備を完了します。これらのチェックリストを実行する日程を作成してください」と指示すれば、タスクを日程ごとに分配することができる。
また、出力されたスケジュールに対して微調整を加えたい場合には、「〜を1日目に変更して」のように追加で指示すると良い。
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より細かいスケジューリングについても、ChatGPTを活用できる。例えば、業務内容を羅列して、スケジューリングを作成してもらうといった使い方も考えられる。ただし、強い表現を使わないと指示自体が無視されることも多いので、あくまでひな型として利用し、人力のチェックを怠らないのが望ましい。
●(3)会議の進行の時間配分を考えてもらう
機密情報の扱いに気を付ければ、会議の時間配分などを考える場合にも、ChatGPTを利用できるだろう。
例えば、「新規事業のアイデア出し」=「議題A」「アルバイトの採用について」=「議題B」のように、内容が分からない状態にして、1時間のうちの時間配分を考えてもらうといったアプローチがこれに当たる。
このように進行予定時間など、おおよその目安が欲しい場合には、ChatGPTに仮の数値を出力してもらうと作業負担は大幅に減る。条件の細部を自身の環境に合わせつつ、活用のヒントとして取り入れてみてもらえれば幸いだ。
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