これからご紹介する写真を見ればきっと、たくさんの読者が同じものを連想するだろう。
こ、これは...！（画像はゆう（＠botan320）さん提供）
さあ、どうだろう。思い浮かべた絵本があるのでは？
それではみなさん、ご一緒に。
......これって、「三びきのやぎのがらがらどん」じゃん！！！
2024年8月15日、Xユーザーのゆう（＠botan320）さんが
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「大好きなヤギさんのエモい写真撮れて大満足」
とつぶやきながら投稿したこちらの1枚。
青色を背景に、同じ方向を見て並ぶ3匹のヤギのすがたはまさに、北欧民話を元にしたあの絵本の表紙にソックリ！
童心をくすぐる光景は、X上で3万4000件を超える「いいね」（9月2日夕時点）のほか、
「実写版『がらがらどん』やないか！！」
「わーっ リアル『3匹やぎのがらがらどん』だーっ」
「下の木のシルエットがトロルに見えてきます」
「あの『がらがらどん』が遂に実写化か...！」
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といった反応が寄せられるなど、注目されている。
この"がらがらどん"たちはいったい、どこにいるのか。Jタウンネット記者は8月20日、投稿者のゆうさんに話を聞いた。
親子4世代で通うお気に入りの場所
ゆうさんによると、写真を撮影したのは2024年8月10日、到津（いとうづ）の森公園（福岡県北九州市）でのことだった。
地元民であるゆうさんにとって、到津の森公園は親子4代で通い続けている大好きな場所。土日は夜も開園しているので娘と一緒に行ったのだという。
「私がヤギが1番好きなので娘が私の為に沢山ヤギの写真を撮ってくれてその中で1番気に入った写真がこちらでした。
私自身は三びきのやぎのがらがらどんを知らずにただただ気に入ったものでXに投稿致しました」（ゆうさん）
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お気に入りの1枚だった（画像は再掲）
ゆうさんは、今回の投稿が話題となったことを受け
「写真を誰かに見せたいとかでなく自分自身の日記のような感覚で大好きなヤギの写真を投稿したのと、がらがらどんを知らなかったのでこんなに反響があるとは想像もしていなかったので驚きました。
でも、沢山の方に到津の森公園を知って頂いたのととにかく可愛いヤギを見て頂けたのが嬉しかったのと、皆様が三びきのやぎがらがらどんを懐かしんだりRPで素敵なエピソードや思い出話しをして頂いたりコメントして頂いた方々同士で温かいやり取りをしているのを見て私自身がとても嬉しく幸せな気持ちにさせて頂きました」
とコメントしている。
みんなを温かい気持ちにしてくれた"がらがらどん"たちのことが、もっと知りたい......。
そんな思いに駆られた記者は31日、到津の森公園にも話を聞いた。
モチーフはあの...
今回話題となった3匹のヤギたちは右から順に、首から背中にかけて生えた茶色の毛と太く外側に曲がった角が特徴の「ウヅキ」（オス・9歳）、首から背中にかけて生えたグレーの毛が特徴のシラス（オス・5歳）、そして黒白模様が特徴のコンブ（オス・5歳）。シラスとコンブは双子だ。
ウヅキ、シラス、コンブだった（画像は再掲）
同園いわく、ヤギたちがこのように橋の上にいるのは「よく見られる風景」。
「元気に橋を渡ったり、橋の上からお客様を眺めたり、時にはヤギの『渋滞』が発生することもあります」（到津の森公園）
元気に橋を渡ったり...（画像は到津の森公園提供、以下同）
こちらを見ていることもあるし...
渋滞することもある
今回、ヤギたちが話題となったことを受け、同園は驚きながらも、多くの人に見てもらったことを嬉しく感じているという。
「険しい岩山と大きな丸太の橋は、みなさんが『あっ！』と思い浮かべたあの絵本がモチーフです。天気や季節、見る角度や見る時間によって様々な光景を見せてくれる当園のヤギ山を楽しみに訪れる方が増えれば幸いです」
とコメントした。や、やっぱりモチーフだったのか......！
あの頃の気持ちを思い出して、懐かしくなった――そんな読者は一度、到津の森公園のヤギ山まで足を運んでみてはいかがだろう？
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