第81回ヴェネチア国際映画祭が、7日(現地時間)に閉幕した。金獅子賞に輝いたのは、2日(現地時間)に世界初上映され、観客から17分にも及ぶスタンディングオベーションを受けたペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door(原題)』だった。
主演はティルダ・スウィントン(『フィクサー』)とジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)で、原作はシーグリッド・ヌーネスの小説「What Are You Going Through(原題)」。疎遠になっていた親友同士の女性2人が再び友情を取り戻し、尊厳死と向き合うことになるというストーリー。
スペイン出身のペドロ・アルモドバル監督にとって、本作は初めての長編英語映画となる。受賞スピーチでは、「この賞は、ここにいる家族に捧げたい。この映画『The Room Next Door』は私の初めての英語作品ですが、その魂はスペイン語です」と語ったという。「The Hollywood Reporter」が報じた。