AppleがハイエンドデスクトップPCの性能に迫るという「A18」とスマホ最速をうたう「A18 Pro」を発表

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2024年09月10日 05:41  ITmedia PC USER

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iPhone 16/16 Plusシリーズが採用する「A18」

 Appleが9月10日(日本時間)、最新のApple Siliconである「A18」と「A18 Pro」を発表した。スペシャルイベントでは同SoCを搭載したiPhone 16シリーズやiPhone 16 Proシリーズ、Apple Watch Series 10、新型AirPodsシリーズなど数多くの製品が登場したが、ここでは新型SoCに関する情報をまとめた。


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●ハイエンドデスクトップPCの性能に迫るA18


 AppleがiOS 18の目玉と位置づける「Apple Intelligence」だが、これらの新機能をオンデバイスで実現するには高い演算能力を持つチップが必要だ。そこで、同社は大型モデルを保存できる広帯域幅を確保したメモリと、高い電力効率を実現すべく、従来のiPhone 15が採用していたA16 BionicからジャンプアップしたA18を開発したとアピールしている。


 A18は、16コアのNeural Engineを搭載することで大型の生成モデルを実行できるように最適化することで、機械学習は最大2倍速くなったという。


●A18 Proはスマートフォンの中で最速のCPU


 iPhone 16 Proシリーズでは、カメラ回りなどでProシリーズのみが備える機能も多い。そのためにA18よりも高速でより効率的なA18 Proを開発したとする。A18と同様に第2世代の3nmの製造プロセスを採用することで、チップの性能や集積度、効率性が向上したという。


 A18 Proは16コアのNeural Engineを搭載しているが、メモリ帯域幅の向上などにより、A17 Proと比較してより高速で効率的になったとしている。また6コアのGPUもA17 Pro比で最大20%高速化を実現したという。


 6コアのCPUはA18よりもキャッシュサイズを大きくすることで、負荷の高いアプリやゲームでも高いパフォーマンスを発揮するなど、スマートフォンの中では最速のCPUであるとアピールしている。



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