定年後も資格を活かして働く人は、どのような仕事に就き、いくら稼いでいるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、岩手県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳男性同居家族構成:本人、妻(68歳)
居住地:岩手県
リタイア前の職業:病院の事務長
リタイア前の年収:550万円
現在の資産:預貯金5000万円、リスク資産なし
資格を活かした現在の仕事
資格:ボイラー技士1級職種:ボイラー技士
月収:15万円(賞与年2回)
「大学でボイラー技士として働いている」
定年後に最も役立ったと感じる資格について「ボイラー技士1級」と回答した今回の投稿者。「病院の事務長」として定年まで勤めたのち、65歳でボイラー技士1級を取得。資格を活かして「高校のボイラー技士兼学校技術員として4年勤務し、昨年(2023年)から大学のボイラー技士として勤務継続中」とのこと。
現在の月収は「15万円」で、年2回の賞与もあるそう。「夏は30万円くらいでしたが、冬はさらに多く望めます」といい、待遇には満足している様子です。
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「64歳で退職後、職業訓練校に入校」
ボイラー技士1級の取得を考えたきっかけについては、「将来に備えて」とコメント。退職後すぐに「資格を得るため、職業訓練校へ64歳7カ月で入校」したそうで、「全校生徒の前での発表もあり、若返りにもなり、最高の6カ月の訓練でした」とのこと。資格取得までの道のりもまた充実していた様子がうかがえます。
「1級合格のため求職活動も必要なかった」
定年後に役立つ資格として、ボイラー技士1級は「おすすめできます」と投稿者。学校や病院、オフィスビルなどの大きな施設には「必要不可欠な資格」とメリットを話します。くわえて「1級に合格しておりますので、自分から求職せず、企業からの選考で合格しております。国家資格は大事です」と生涯働き続けるための資格の重要性を述べておられました。
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(文:あるじゃん 編集部)