自民党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は11日、高市早苗経済安全保障担当相が自身の政策を訴える冊子を党員らに送付したことに関し、選管が禁止した文書の郵送に該当するとして高市氏に口頭で注意した。同氏は禁止事項を選管が決める前に送付手続きを済ませていたなどと弁明している。
高市氏は同日、一連の経緯を説明する文書を選管に提出し、ルールには反していないとの立場を強調した。これを受けて選管が審議し、口頭注意を決定。逢沢氏は記者団に「党本部にも苦情が数多く寄せられている。ルールに従って総裁選に臨んでもらいたいと注意した」と説明した。