フォーミュラEがシーズン10で過去最大の視聴者数。革新性でF1を上回るというファンデータも

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2024年09月12日 17:50  AUTOSPORT web

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2024年3月に東京ビッグサイト周辺で日本初開催されたフォーミュラE東京E-Prix
 ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2023/2024年“シーズン10”での全世界の累積テレビ視聴者数が35%増となる4億9100万⼈に達し、モナコE-Prixでは史上最⾼の4000万⼈を記録したことを発表した。あわせて同シリーズの世界的なファンベースも急増し、前シーズンから23%増となるシーズン平均3億7400万⼈を記録したことも明らかにしている。

 フォーミュラEによると、シーズン10ではドライバー、チーム、パートナー、そして特別ゲストを交え、これまで以上に魅⼒的なソーシャルメディア・コンテンツに注⼒した結果、フォーミュラEのソーシャルメディアにおけるフォロワー数は16レースを通じて20%増加し、すべてのソーシャル・チャンネルで10億回以上のインプレッションを記録した。

 また、ドライバー、チーム、メーカー争いが選⼿権の終盤でピークを迎えるなか「ファンはフォーミュラEをかつてないほどエキサイティングで、F1の2倍も⾰新的なレース」と評価しているデータもあるという。

 このデータについては「メーカー各社がフォーミュラEのサーキットで開発し、コンシューマー向けのロードカーに移植している“レース・トゥ・ロード”のテクノロジーが明確であるおかげで、⾰新性がふたつのシリーズ間の強⼒な差別化要因になった」と⾒られているとのこと。

「このような素晴らしい結果を発表できることをうれしく思う。この結果は、世界中のファンベースが継続的に成⻑していることを⽰すとともに、世界的なテレビ視聴者数やソーシャルメディアのフォロワー数も増加していることを⽰している」と語るのは、フォーミュラEのジェフ・ドッズCEO。

「我々は⼤胆な野⼼を持ち続けており、世界でもっとも急成⻑しているモータースポーツとしての地位を確固たるものにしていると考えている。数ヵ月後に開幕するシーズン11では、さらに⼤きくエキサイティングな1年になるような計画をしている」

「我々のファンベース、パートナー、放送局のおかげで、世界でもっとも騒がしく、もっとも静かなモータースポーツ選⼿権として限界に挑み続けることができるだろう。また、0〜100km/h加速1.82秒のGEN3 Evoマシンを投⼊することで、これまでで最速のレースにもなるはずだ」

 フォーミュラEシーズン11は、2024年12⽉7⽇にブラジルのサンパウロで開幕し、マイアミ、ジャカルタ、モナコ、東京、上海などを含む11カ所で計17レースが⾏われる予定。今回公開されたシーズン10のデータハイライトは以下のとおり。

■フォーミュラEシーズン10のおもなデータハイライト
・全世界のファン数はシーズン9の平均3億400万⼈からシーズン10には3億7400万⼈へと23%増加し、シーズン開幕時には3億8600万⼈に達した。F1とMoto GPとの差を⼤きく縮め、地球上でもっとも急成⻑しているモータースポーツの地位を維持している。
・フォーミュラEは、中国⼈ファン1億1800万⼈、インドネシア⼈ファン2700万⼈、ブラジル⼈ファン1100万⼈を誇る。
・テレビ視聴者数は35%増、全世界の累積視聴者数は1億500万⼈増の4億9100万⼈に達した。
・アメリカ、⽇本、メキシコ、スペインでは、それぞれフォーミュラE史上最⾼の視聴者数を記録した。
・モナコではレース史上最⾼の視聴者数4000万⼈を記録。
・シーズン10の6レースは、もっとも視聴者数の多かったシーズン9の3100万⼈を上回る視聴者数を記録。
・フォーミュラEはかつてないほどエキサイティングであり、F1の約2倍の⾰新性があるとファンは考えている(⾰新性についてはフォーミュラEを⽀持するが39%に対し、F1は21%)。
・ソーシャルメディアのフォロワー数が20%増加。
・すべてのソーシャル・チャンネルで10億インプレッションを獲得。
・プラットフォーム(ソーシャル、ウェブ、アプリ)の動画視聴数が147%増
※データはKantar Sport(テレビ視聴率)、Conviva/Hookit(ソーシャルメディア分析)、Google Analytics(ウェブサイト/アプリの利⽤状況)から⼊⼿

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