16年ぶりに復活を果たすテレビ朝日系バラエティー「テレビ朝日開局65周年記念『祝!内村光良還暦祭り 内村プロデュース復活SP!!』」(28日 後10:00)の名作イッキ見&新作チョイ見せ上映会が20日、全国25ヶ所の映画館で同時上映。都内の映画館には、ふかわりょうがサプライズ登場を果たした。
【写真】メッセージがぎっしり!内村光良からの直筆手紙 この日の上映会では、過去の名作と今回の新作の一部を公開。ふかわは久しぶりの収録の裏側として「楽屋の話題が、時間が経ったんだなと(感じた)。子どもの話とか、イクメンパラダイスだった」と笑顔で打ち明けた。レギュラー放送終了からは19年が経っているが「時の流れが美しい。復活しますよってロケを始めた時に、あの頃の(スタッフの)人たちがふわっと表れた時に、内Pの景色だと、体が震え始めて。いろんな苦い思い出だとか、体がちゃんと覚えているなと」と笑わせた。
続けて「番組が終わる時、バラエティーの終わりって、すごく悲しい気持ちになるんですよね。そんな時、必ず誰かが『また、このメンバーでいつか集まりましょう』って言うんだけど、それは実際には無理だっていうのがバラエティーあるある。でも、内村さんが不可能を可能にした、これは人徳だと思います。有田さん、バナナマンさん、有吉とかが集まろうと一肌脱ぐ感じが。不可能なことをやれちゃうのが内村さん、ウッチャンなんです」と言葉に力を込めた。
ふかわの”内村愛”は止まらず「NO PLANの歌の中に(自分が)『メンバー唯一の20代』っていうのがあるんですけど、その自分が50になるタイミングで、芸能生活30年になるんです。そして、MXの帯番組が終了するんですよ。港町を追い出されるっていう時に、内村さんが風を起こしてくれる。内村さんは大きな存在」と熱弁。「誕生日当日(内村から)ショートメールが来て『マネージャーから聞いたんだけど、きょう50になるんだ』って(笑)。内村さんらしいでしょう?」とうれしそうに打ち明けた。
今回の収録を行う前に「決起集会」も行ったようで「私が飲むお酒がカシスオレンジが日本酒に変わっていることを、誰よりも内村さんが喜んでくれて。親戚の甥っ子みたいな感じで(笑)。私も調子乗って飲みすぎたんですけど」と満面の笑み。「それで2軒目、カラオケボックス行って、誰も歌わないんです。そこでひたすらお話。じゃあ、そろそろ帰るからっていうので、NO PLANの曲、誰かが入れて、歌いだしたら、もう止まらない(笑)。そこで感動して、お疲れ様でしたみたいな、本編を撮り終えた感じだったんですけど、そこで絆が強固になったというか。カメラのないカラオケボックスの1室でも、内村さんは全力でやってくれるんです。私は体内の水分がなくなっておりました。カメラなくても、そういう思いがあふれてくる感じでした」と明かしていた。
2000年4月から05年9月まで放送された『内村プロデュース』は、プロデューサーの内村が、独自の手法とコンセプトで、世の中のあらゆるものをプロデュースしていく、という番組。お題に対する答えを文字や絵でフリップに記入する大喜利や、用意されたシチュエーションでの即興コントに挑むなど、“お笑い瞬発力”を問われる企画が多く、当時の若手芸人にとっては登竜門的な存在だった。05年9月の放送終了後も、コアなお笑いファンの熱は冷めやらず、SNSなどで復活を望む声の多い伝説の番組が、08年3月の単発SPから16年の時を経て、奇跡の復活を果たす。