高橋文哉「とにかく愛されキャラ」だった単独主演作の舞台裏 スタッフに牛丼を振る舞う心遣いも

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2024年09月21日 08:30  ORICON NEWS

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映画『あの人が消えた』(公開中)撮影現場で牛丼を振る舞う高橋文哉(C)2024「あの人が消えた」製作委員会
 公開中の映画『あの人が消えた』で単独主演を務めた高橋文哉。「とにかく愛されキャラ」だったという高橋の舞台裏エピソードをメイキング写真とともに紹介する。

【動画】映画『あの人が消えた』予告編

 高橋は、2019年『仮面ライダーゼロワン』の主演で俳優デビュー。21年放送のドラマ『最愛』で注目を浴び、主演映画『交換ウソ日記』(23年)で「第47回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞。今年は『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、映画『からかい上手の高木さん』、映画『ブルーピリオド』など話題作への出演が続き、バラエティ番組にもレギュラー出演を果たすなど、その勢いはますます加速している。

 単独主演でオファーを受けた本作について高橋は「『ブラッシュアップライフ』の水野監督が贈る予測不可能なミステリー。この言葉だけでワクワクするのではないでしょうか。僕もそのひとりです」と語っていた。

 23年、日本テレビ系で放送されたドラマ『ブラッシュアップライフ』で注目されたクリエイター・水野格が、完全オリジナル脚本で挑んだ『あの人が消えた』は、「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションが舞台のミステリー・エンタテインメント。

 しかも、「作品の規模感的には異例のドリームキャスト」と櫛山慶プロデューサーも語るように、高橋を筆頭に、『あなたの番です』の田中圭と袴田吉彦、『ノンレムの窓』の北香那、『ブラッシュアップライフ』の染谷将太、『侵入者たちの晩餐』の菊地凛子、『泳げ!ニシキゴイ』の坂井真紀と、過去に水野監督とプロデューサー陣が手がけた作品のキャストが多く出演しており、信頼関係が生んだキャスティングとなっている。

 その中でも、過去に生徒と先生役で共演した田中と、配達員の先輩・後輩役で再演することに、「圭さんに少しでも成長した姿を見せたい」 と意気込んでいた高橋。真摯(しんし)に作品に向き合い、過密なスケジュールのなか自ら発案して現場のスタッフに牛丼を振る舞うなど、ひたむきに現場を盛り上げた。その姿は「とにかく愛されキャラで、先輩俳優たちも彼を見守りながらかわいがっていました」(櫛山プロデューサー)といわしめるほど。

 劇中で高橋は、コロナ禍に配達員になるものの、4年目になってもいまだに慣れず、好きなWEB小説家の連載更新が唯一の楽しみという主人公・丸子を演じている。丸子は毎日のように出入りするとあるマンションで、怪しげな住人の“秘密”を偶然知ってしまう。その日を境に、思いも寄らない大事件へと巻き込まれていくというストーリー。

 冒頭から伏線が張り巡らされ、1シーンたりとも無駄がない驚異の面白さと、こちらの予想を鮮やかに裏切られる快感。観賞後は、きっと誰かに話したくなる映画だ。

 高橋は「夏から秋の変わり目にドキッとヒヤッとしながら、真っ直ぐにこの作品を楽しんでいただけたらとてもうれしく思います」と本作をアピール。ベテラン俳優に囲まれ、ひたむきに堂々と主役を務める高橋文哉の雄姿をお見逃しなく。

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