俳優武田鉄矢(75)が22日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に生出演。疑惑告発文書問題で、県議会(定数86)から19日に知事不信任決議を全会一致で可決された斎藤元彦兵庫県知事(46)について、俳優として「何も感じることがない」と断じた。
MC東野幸治(57)から「武田鉄矢さんはどのようにこのニュースをご覧になってるんですか」と問われて「この方の人間性にすごく興味がありましてね、こういう役がいつかくるかもしれないと」と話し「いい役ばっかり来ませんのでね。百条委員会の人の役もくれば、こちらの役もくることもあるので」と話すと、東野が「副知事もね」と相づちを打った。
武田は「私は、自分の人生の半分ぐらいいい人を使いすぎましたんでね、年取ったら悪い人やんないと肝に銘じているんですよ」と今後の悪役人生プランを語り始めた。東野は「金八先生でいい役やったから後半は悪い役をやっていく」と確認のように話した。
武田は「この方から…学ぶものが…申し訳ない…何もないんですわ。この人は非常に伝わるものがないんですよ」と語り「言葉は流ちょうに流れていくんですけど、スイスイながれていくだけで、右から左、表情から何も読み取れない。ほんのわずかの動揺とか、まばたきとか、目配せとか、その視線を泳がせるとか、そういうことでその人の裏を探るんですが、この方は裏も表もおんなじマークというような感じで…」と語った。
武田の言葉を受けて東野が「役者としての人間観察でいうと、機微(きび)が見えない」と話した。武田は「思いません? 日本の政治家は国政をいじる人なんて、表情で半分以上、言葉以上のものを伝えられてるじゃないですか…この人は何も感じないんですよ」と残念そうに語った。
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