何を着ても「だらしない人」に見えてしまう、3つの残念ポイント

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2024年09月24日 16:20  女子SPA!

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女子SPA!

画像はイメージです
ある集まりに参加したときのこと、30代くらいの男性に目がとまりました。指導的な立場の人で、グレーのスーツを着ているのですが、袖もパンツの裾も信じられないほど長い。袖は萌え袖よりも長く、パンツの裾はルーズソックスのように足首に布が溜まっていて、ずるんずるんのぐっずぐず。そういう特殊なファッションなのかと目を凝らしましたが、ただルーズな人のようです。

◆サイズが合わないと台無し。お直しを!

どこの洋服屋さんで買い物をしても、袖丈やパンツ丈のお直しはしてくれると思うのだけど、彼はどこでそのスーツを手に入れたのだろう? お直し不可の大SALE会場? 誰かに譲ってもらった? それとも、日を改めて取りに来るのが面倒でお直しを断ったのでしょうか?話の内容が入ってこないほど、私の頭の中は「?」でいっぱいになりました。

こんなに極端な服装の人は少ないと思いますが、男性でも女性でも、ジャケットの袖やパンツの裾などが合っていないと、だらしない感じに見えてしまいます。

サイズが極端に合っていない服を着ている人の多くは、安かったから買ったのだと思います。私も安くなっているとつい、買う予定のなかった服を買ってしまうことがあります。SALE品を買うときでも着こなせるサイズなのか確認は忘れずに。オンラインで購入したものでも、サイズが合わなかったら返品する手間を惜しまないようにしてください。

サイズ問題に限らず、ルーズな人に見える装いは避けたいですよね。「周りの人から大切にされていない」「軽く見られている気がする」「もっと評価されたい」そんな風に感じているなら、あなたの装いが原因かも? 少し気をつけるだけであなたの毎日が変わるかもしれません。

◆新品の“折りじわ”、乾燥機のくしゃくしゃ、大丈夫?

着ているうちにしわが伸びることを期待しているのでしょう。買ったばかりの服をしわのついたまま着ている人を見かけます。特に、オンラインで購入し袋に入った状態で届いた服は、しわがくっきりついています。もしかしたらそれなりにお高い服かもしれませんが、四角い折りじわのついた服は安っぽく見えてしまいます。

乾燥機にかけたTシャツをくしゃくしゃのまま着ている人や、スーツパンツをひざ裏がしわしわのままはいている人も見かけます。服のしわは取りましょう!

スチームアイロンを持っておくと便利ですが、アイロンを持っていない方におすすめしたいのがドラッグストアなどで買える「服のミスト」です。私も他のスタイリストさんを真似て使い始めました。

買ったばかりの服は着る前にスプレーしておけば、しわが気になりません。プチプラ服は、縫製の処理が甘く、糸が飛び出ていることがあります。スプレーしながらチェックして、糸が出ているのを見つけたら短く切っておきましょう。「MMMMMMMM」と書かれたサイズシールを貼ったまま着てしまうことも防げます(シールをはがし忘れてる人、本当にいるんです)。

服の肩がハンガーでぽこっと出てしまったときや、洗濯ばさみの跡を取りたいときもシュッとすればOK。出かける時間になって、子供の制服や、旦那さんのスーツのしわに気付いたときにも重宝します。

◆バッグやお財布の角がボロボロ

元ホストの芸人さんがテレビで言っていたのですが、ホストにハマりやすい人は画面が割れたままのスマホを使っている人が多いそうです。画面が割れたままのスマホを使っている人は、自分を後回しにする癖があり、自分よりもホストにお金を使うのではないかと言っていました。

スマホの画面だけではありません。毎日使うバッグやスマホケース、お財布の角はボロボロになっていませんか?

良いものを長く使いたい場合はメンテナンスが必須。クリームでレザーに栄養を与えるなどメンテナンスが面倒なら、ボロボロになる前に買い替えるのが賢い選択です。

最近は合皮のクオリティが上がり、エコレザーかリアルレザーかパッと見ではわからなくなりました。例えば、ユニクロのレザータッチスクエアショルダーバッグが高見えすると話題です。ストラップを長くして、斜めがけにしても使えるのが便利。

◆私も“気にならないタイプ”だったけれど…

偉そうに書いていますが、私も服のしわなんて気にならないタイプでした。でもあるときシャツにアイロンをかけたら、昨日より少し上等な自分になったような気がして気持ちが良かったのです。

自分を大切にしていない人は、周りの人の目にも「大切にしなくていい人」に映ります。しわしわの服を着ている人は「私のことはぞんざいに扱ってください」とメッセージを送っているようなものです。しわのない服を着ることは、自分自身を大切に扱うこと。自分を大切にできるようになれば、周りからも大切にされるのではないでしょうか。

※ミスト、バッグは私物

<文/大日方理子>

【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP

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