「虎に翼」脚本家が「クロ現」で生きづらさについて言及「何かの残りや呪いが多いなと」

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2024年09月25日 21:09  日刊スポーツ

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朝ドラ「虎に翼」主演の伊藤沙莉(2024年3月撮影)

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜金曜午前8時)の脚本を担当した、吉田恵里香氏が25日、同局「クローズアップ現代」(月〜水曜午後7時半)に出演。同ドラマで描いた生きづらさについて言及した。


「虎に翼」は110作目の朝ドラ。舞台は昭和の法曹界。日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子さんがモデル。事件や裁判が見事に解決されていく爽快感を一緒に味わえる骨太なストーリーとなっている。吉田氏は「法律というテーマで人権や平等を描くことで、人生を通じて、さまざまな人の平等や生きづらさを問えると思った」と説明した。


100年前の物語が共感を集める要因は「当時からあまりにも変わっていないことが多かったので、当時のことを描いたら結果、今と重なる部分は多い」と解説。その上で「自分たちがなんとなく縛られていることって、実は理屈じゃない部分だったり、何かの残りや呪いが多いなと思う日々ですね。良くも悪くも誰かを縛る、無意識に発せられる呪いが多い」と話した。


劇中での寅子の口癖「はて?」には「声を上げて対話をすることで世の中を変えるきっかけを与える人物にしたかった」という思いがある。「『対話しましょうよ』の意味での『はて?』を言っている。否定や怒ることよりも疑問を持っているんですが、伊藤さんが愛情を持って演じてくれたし、伊藤さんに助けられた部分も多いです」と感謝した。

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