おぎやはぎ・矢作兼、結婚決断の裏に希林さんの金言「完璧に気に入る子なんか世の中にいない」

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2024年10月01日 12:00  ORICON NEWS

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おぎやはぎ(写真左から/小木博明、矢作兼) (C)BS日テレ
 お笑いコンビ・おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)がMCを務めるBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(毎週土曜 後9:00)が、10月で13周年を迎える。「愛車遍歴を辿れば、その人の人生が見えてくる!」をキーワードに、ゲストがこれまで愛した車の「愛車遍歴」を紹介するというトークバラエティーだが、13年経過した今なお人気を博している。周年のタイミングで、おぎやはぎの2人に人気の秘訣、さらに番組での印象的なエピソードを聞いた。<インタビュー全2回の前編>

【番組カット】次々登場!カンニング・竹山が愛した個性豊かな愛車たち

■親子で受け継がれる“視聴習慣”「“若者の車離れ”と言われても、車好きは世の中に一定数存在する」

――『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』が、10月に13周年を迎えるということで、おめでとうございます。今の率直な感想を聞かせてください。

【矢作】本当、あれよ、あれよという間に13年。最初、そんなに(車好きの人)いる?なんて言ってたね。
【小木】そう、そんな車が好きな芸能人いるの?みたいに思ったんですけどね。

――番組開始当初、ここまでの長寿番組になると予想されてました?

【小木】(即答で)してましたね。

――笑。勝算があったってことですね。

【矢作】そう。大体こういう時ね、みんな「そんなこと思ってなかった」って言うもんね(笑)。「そんなに続くと思わなかった」ってみんな言うけど、俺たちは違うよね。続くと思ってたよね。
【小木】まだまだ全然通過点です。まだまだ続きます。

――番組を長く続けられている人気の要因は、どんなところにあると思いますか?
【矢作】車好きな人が多いからですよ。世の中に、一定数いるんですよ。増えも減りもしない数が。

【小木】確かに車好きは減らない感じしますね。またBS(放送)っていうところで、(視聴者の)4、50代の人、60代の人たちは、車好きが圧倒的に多いと思うんですよ。
【矢作】あとね、家族で観てる人が多くて。“俺に話しかけてくれる人調査”によると、大体子どもが「お父さんが観てるから」って言って中学・高校ぐらいから番組を観始めて。それで(車が)好きになって、自分も車を買ってまた(番組を)観てるから。結構、受け継がれてんのよね、視聴者が。だから続くっていうのはあると思う。

――今世間では、“若者の車離れ”みたいなことが言われていますが…。

【矢作】(世間では)言われているじゃないですか?ただ、離れてない若者が全員(この番組を)観てるんです。(車から)離れてるかもしれないけど、好きな人は好きじゃないですか。(この番組は)そういう人たちを、全員捕まえちゃってるから。
【小木】そう。だから、減ってるイメージが全くないの。

――そういう意味では“若者の車離れ”を食い止めてる番組ともいえるのではないですか?

【矢作】いやいや、食い止めてはいない(笑)。たまたま好きになった人が、みんな観てるだけで、実際はそう増えてはいないのよ。とりあえず、観てくれてる人多いですよ。
【小木】家族の番組になってるよね。

■おぎやはぎは車に対して“一途”ではない「所有歴が長くなると手放したとき悲しいから」

――番組13年の歴史の中で、1番印象に残ってる車を教えてください。

【小木】柳生(博)さん(2012年10月3日放送)かな。初めて買った車を、夫婦で東京湾に取りに行くってエピソードが印象に残ってますね。
【矢作】ああっ『ルノー』だったっけ。柳生さんは覚えてるよ。やっぱり芸能人で『レンジローバー』って言ったら、柳生さんのイメージあったよね。柳生さん『レンジローバー』(に乗るのが)すごい早かったよね。あの時代、(明石家)さんまさんか、柳生さんかって感じだったもんね。
【小木】それを見たっていうのは、ちょっと感動的だった。

――矢作さんはいかがですか?

【矢作】樹木希林さん(2013年12月7日放送)ね。『シトロエン』のトラックのなかで、急におにぎり食べ始めたよね。お昼にもなってないのに(笑)
【小木】持ち込んできて、食べて。
【矢作】車じゃないけど印象的だった。俺は、希林さんの一言で結婚決めてるしね。

――そうなんですか?詳しく教えてください。

【矢作】その時、僕40歳を過ぎてたんだけど、希林さんに「矢作さんは結婚はされてないの?」って聞かれて。「してないです」って言ったら「そうなのね、女性を選ぶ理想が高いのかな」みたいな話になったんだよね。そしたら正確になんて言ったか忘れちゃったんだけど、「40歳過ぎていろんなことが分かったあなたの目で見て、完璧に気に入る子なんか世の中にいないよ。もう理想の子なんてのはいない」みたいな意味ね。なんかそこで「そうだな」と思って。「40歳過ぎた男に見初められる子なんかいないわよ」って。「じゃあ誰でもいいんだ」って(笑)。

――この番組が人生の大きな分岐点になったんですね。ちなみに、ゲストの方の車に対する考え方で印象的だった回を教えてください。

【矢作】俳優の田中要次さん(2011年11月30日放送)。
【小木】ああ、日産の『ムラーノ』ね。
【矢作】“ムラーノ愛”が半端ない。
【小木】手放すとき泣いたんだよな。手紙書いたりして、『ムラーノ』に。
【矢作】“車愛”がある人はいっぱいいるんですけど、“ムラーノ愛”は多分、芸能界イチだし、世間的にも1位、2位を争うんじゃないですか。車に手紙書いちゃうんだから。

――お2人はそこまで車に対して一途ではないですか?

【小木】(即答で)ではないです。
【矢作】(所有歴が)長くなると手放したとき悲しいから。10年も乗ったら多分手放せなくなっちゃう。
【小木】(理由が)後付けっぽいんだけどね。

――お2人とも、車で“一期一会”を楽しんでいるんですね。

【矢作】そうです。そうです。
【小木】人間性疑っちゃうよね(笑)。

<後編は近日公開>

■次回放送
10月5日(土)午後9時〜9時54分
『Mr.ロードスターが語る!いとしのロードスターSHOW』
ゲスト:貴島孝雄

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